「M6」vs「M5」MacBook Proはどっちを買うべき?AI・動画編集で違いを比較

新しい「MacBook Pro M6」が登場しました。
でも、今使っているM5から買い替えるほどの違いはあるのでしょうか。
結論から言うと、普段使いやクラウドのAIが中心なら、M5でも十分な人が多いです。
一方、Mac本体でAIを動かしたり、重い制作を繰り返したりする人には、M6の進化が気になります。
今回は、M5で十分な人と、M6を選ぶ理由がある人を、AIと動画編集を中心に整理します。
「M6」vs「M5」MacBook Proはどっちを買うべき?AI・動画編集で違いを比較
M5で十分な理由
まずは、M5で十分な人から見ていきましょう。
今回比べるのは、どちらも14インチMacBook Proに搭載された、無印のM5とM6です。
M5 ProやM5 Maxは、別の上位チップとして考えてください。
M5でも、ブラウザで調べ物をしたり、資料を作ったり、ビデオ会議をしたりできます。
写真編集や動画編集も、対応するソフトを使って行えます。
すでにM5を持っていて、いつもの作業で待ち時間に困っていないなら、急いで買い替える必要は薄いです。
新型が出たからといって、今のパソコンの作業が急に遅くなるわけではありません。
たまに動画を書き出す人と、毎日何本も制作する人では、数分の待ち時間の意味も違います。
まずは、今の作業で何に困っているかから考えるのが、お金を無駄にしない近道です。
M6で何が変わった?
では、M6の進化を見ていきましょう。
| 項目 | Apple MacBook Pro M6 (2026) | Apple MacBook Pro M5 (2025) |
| CPU / GPU | 12コア / 12コア | 10コア / 10コア |
| メモリ | 16GB / 24GB / 32GB | 16GB / 24GB / 32GB |
| メモリ帯域幅 | 16GB:153GB/s 24GB / 32GB:170GB/s | 153GB/s |
| SSD | 1TBから / 最大4TB | 512GBの構成あり / 最大4TB |
| 無線 | Wi-Fi 7 / Bluetooth 6 | Wi-Fi 6E / Bluetooth 5.3 |
| ディスプレイ | 14.2型 Liquid Retina XDR | 14.2型 Liquid Retina XDR |
M5はCPUもGPUも10コアですが、M6ではどちらも12コアになりました。
CPUは、複数のアプリを動かしたり、コードを処理したりする中心の部分です。
GPUは、映像や画像を描くだけでなく、対応したAI処理にも使われます。
Appleによると、M6のグラフィックス性能は、M5と比べて最大30%向上しています。
また、コードをまとめてビルドする作業では、M5比で最大1.3倍という例も示されています。
この数字は、Appleが選んだ条件での比較です。
すべての作業が30%速くなるというより、重い処理を繰り返す人ほど、差が生きる場面を探したいところです。
それから、M6はApple初の2ナノメートルチップです。
新しい製造技術を採用し、CPUとGPUの構成も強化されています。
一方、画面はどちらもLiquid Retina XDRです。
別に発表されたタッチ対応のPROLED画面は、今回比較しているM6モデルには搭載されていません。
見た目が大きく変わる買い替えではなく、主に処理能力が進化したモデルとして考えると分かりやすいです。
Geekbenchの実測スコアは?
CPUの実測スコアも、目安として確認しておきましょう。
| チップと測定機種 | Geekbench 7 (シングル | マルチ) | 扱い |
| M6:Apple Mac mini (2026) | 4,003 | 21,870 | 別機種での参考値 |
| M5:Apple MacBook Pro 14インチ (2025) | 3,648 | 17,959 | 比較対象機種の集計値 |
数値は2026年11月2日に確認した、Geekbench Mac Benchmark Chartの集計値です。
この2機種の数字を比べると、M6側はシングルで約10%、マルチで約22%高く、ざっくり約1割と約2割の差になります。
ただし、M6の数値はMac miniのもので、M6搭載MacBook Proの実測ではありません。
機種や冷却条件、投稿された測定環境が異なるため、MacBook Pro同士で同じ差が出ると確定したものではなく、チップの性能を考える参考として見てください。
また、CPUスコアの差が、画像生成や動画の書き出し時間にもそのまま当てはまるわけではありません。
AIや動画編集のために選ぶ場合は、使うソフトと素材での実測結果も確認しましょう。
出典:Geekbench Mac Benchmark Chart、M6搭載Mac mini、M5搭載MacBook Pro。
AIの進化はM5から始まった
続いて、AI向けの進化を整理します。
実は、M4からM5へ変わったとき、CPUとGPUのコア数はどちらも10のままでした。
でも、M5ではGPUの各コアに、AI処理を加速する「Neural Accelerator」が加わりました。
AppleはM4と比べた、特定のAIワークフローで最大3.5倍という数字を紹介しています。
M5は、コア数が同じでも、AIに使う仕組みが大きく進化したチップだったんですね。
M6は、その流れを引き継ぎながら、GPUのコアを増やしています。
さらに、AI向けの処理を担うNeural Engineも、デュアル16コアになりました。
Appleによると、M6はM5と比べ、ローカルの言語モデルへ入力した文章を処理する作業などで、最大25%高速です。
ただ、M5の最大3.5倍と、M6の最大25%は、測っている内容が同じとは限りません。
この数字だけで、すべてのAI作業における世代差を比べることはできません。
大事なのは、AI処理の仕組みがM5から強化され、M6でさらに進化したことです。
それでは、その差を使えるのはどんな人なのでしょうか。
ChatGPTならM5で十分?
ここで、AIをどこで動かすかを分けて考えます。
| 比較する点 | クラウドAI | ローカルAI |
| 主な処理場所 | サービス側のサーバー | Mac本体 |
| 使い方の例 | ChatGPTで文章整理・アイデア出し | 対応ソフトで手元の文章要約・画像生成 |
| チップ選びのポイント | クラウドAI中心ならM5も十分候補 | チップ性能と必要メモリ、ソフト対応を確認 |
| 通信 | 基本的にネット接続が必要 | モデルを準備すればオフライン対応のものもある |
ChatGPTなどのクラウドAIは、入力した内容をインターネット経由でサービスへ送り、主なAI処理をサーバー側で行います。
返ってきた回答を読むだけなら、Mac本体が巨大なAIモデルを動かしているわけではありません。
そのため、ChatGPTをよく使うからという理由だけで、M6を選ぶ必要はありません。
例えば、文章を整理したり、アイデアを出したりする使い方なら、M5でも十分な人は多いです。
通信環境やサービス側の混雑によって、回答までの時間が変わることもあります。
一方で、AIをMac本体で動かすと、使い方が変わります。
例えば、ネットにつながらない場所で、手元の文章をAIに要約してもらうこともできます。
対応する画像生成のソフトとモデルを用意すれば、自分のMacで画像を作ることもできます。
こうした使い方が、ローカルAIです。
事前に必要なモデルやソフトをダウンロードし、設定を済ませておけば、ネットにつながずに動かせるものもあります。
AIの処理をMac自身が行うので、何度も使う人には、M6の性能が生きる可能性があります。
とはいえ、M5とM6のMacBook Proを同条件で比べた十分な実測は、今回確認できていません。
モデルやソフト、メモリによって差も変わるので、自分の使いたい環境で実機の検証を見たいですね。
AIを使うならメモリも大事
AIを手元で使うなら、メモリの容量も重要です。
| 項目 | Apple MacBook Pro M6 (2026) | Apple MacBook Pro M5 (2025) |
| 選べる容量 | 16GB / 24GB / 32GB | 16GB / 24GB / 32GB |
| 最大容量 | 32GB | 32GB |
| 帯域幅 | 16GB:153GB/s 24GB / 32GB:170GB/s | 153GB/s |
| 選ぶときの確認点 | 新しいチップだけでなく必要容量も確保 | 十分な容量の構成を安く買えるか確認 |
メモリは、アプリやAIのデータを広げる作業机のようなものです。
机が狭いと、大きなAIを置いたまま、ほかの作業も進めることが難しくなります。
M5とM6の14インチMacBook Proは、どちらも16GB、24GB、32GBの構成です。
つまり、M6になっても、選べるメモリの最大容量は32GBのままです。
M6なら、M5で載らなかった巨大なAIも全部動く、とは考えないほうがいいですね。
OSや編集アプリも同じメモリを使うため、32GBをすべてAI専用にはできません。
ローカルAIを動かしながら、動画編集やブラウザも一緒に使いたいなら、空きの余裕が大切です。
同じ予算でM6の16GBと、安く買えるM5の24GB以上が選べるなら、使うモデルに必要な容量を先に調べたいです。
新しいチップにお金を使うか、広い作業机にお金を使うか。
ここは、使うAIや同時に開くアプリによって、正解が変わります。
ちなみに、M6のメモリ帯域幅は、16GB構成が毎秒153GB、24GBと32GBが毎秒170GBです。
容量によって、データをやり取りする速さの公称値にも違いがあります。
動画編集はどこで差が出る?
次は、動画編集での選び方です。
| 作業 | 選び方の目安 | 確認すること |
| カット・字幕・BGM | M5も十分候補 | 素材の解像度と普段の待ち時間 |
| 高解像度・複数レイヤー・重い効果 | M6の処理能力が生きる可能性 | 同じソフトと素材での実測 |
| 動画の再生・圧縮・書き出し | 両方とも専用メディアエンジンを搭載 | 素材形式と書き出し設定 |
| AIによる高画質化 | 通常の書き出しとは分けて検討 | 使用ソフトの対応と実測 |
撮った動画を切って、字幕やBGMを入れて書き出す作業なら、M5も十分候補になります。
一方で、高解像度の素材を何層も重ねたり、重いエフェクトを使ったりすると、処理能力の差を生かせる可能性があります。
毎日多くの動画を作る人なら、一回の待ち時間の差が積み重なります。
ここで面白いのは、動画編集の速さを、GPUのコア数だけでは決められないことです。
M5とM6には、動画の圧縮や再生を助ける、専用のメディアエンジンがあります。
どちらもH.264やHEVC、ProResなどの処理に対応しています。
だから、単純な書き出しでは、素材の形式や設定によって差が変わります。
AIで高画質化する処理と、動画ファイルを書き出す処理も別です。
自分が普段使うソフトや動画の形式で、どこに時間がかかっているかを見たいですね。
同じ素材と設定での両機の実測は今回確認できていないので、重い作業を繰り返す人は、使うソフトでの検証を待ちたいところです。
本体で変わること
チップ以外の違いも見ておきましょう。
M6は、Wi-Fi 7とBluetooth 6に対応しています。
M5はWi-Fi 6EとBluetooth 5.3です。
Wi-Fiの新しい規格を生かすには、対応ルーターなどの環境も必要です。
普段の作業が今のネット環境で快適なら、規格の違いだけで買い替えを決める必要はありません。
端子はどちらも、Thunderbolt 4が3つに、HDMIとSDカードスロットがあります。
写真や映像を読み込むために、今のM5にない端子がM6で増える、という変更ではありません。
バッテリーは、どちらもビデオストリーミングで最大24時間という公称値です。
動画の再生で測った数字なので、実際の駆動時間は使い方によって変わります。
M5とM6の価格
ここからは、これから買う人の価格です。
M6搭載の14インチMacBook Proは、16GBメモリと1TBのSSDで、税込33万9,800円からです。
M5には、16GBで512GBのモデルもあれば、1TBのモデルもあります。
価格差を見るときは、メモリとSSDをそろえて比べましょう。
例えば、512GBのM5と、1TBのM6の価格をそのまま比べると、チップ以外の違いも混ざります。
M5の新品や中古の価格は、販売店、在庫、状態、保証によって変わります。
ちなみに、M5の16GB・1TBモデルは、M6登場直前のApple公式価格も、税込33万9,800円でした。
ただし、今のM5は販売店の在庫次第なので、その価格で実際に買えるとは限りません。
例えば、同じ容量のM5を新品で3万円安く買えたとしたら、差額を周辺機器などに回せます。
この3万円は考え方を示す仮の例で、実際の販売価格ではありません。
同じ容量で価格差が小さいなら、M6を選ぶ理由は大きいです。
反対に、必要なメモリを備えたM5が安ければ、旧型を選ぶ価値があります。
中古なら、バッテリーの状態や保証も、価格と一緒に確認してください。
いつも最新を買うより、必要な性能がある方を納得できる価格で選ぶのが大事です。
MacBook Airは待つ?
最後に、MacBook Airも少し考えてみましょう。
| 今の状況 | 考えたい選択 | 理由 |
| 普段使い・クラウドAIが中心 | M5搭載Airも候補 | 用途によってはProの性能が必要ない |
| 今のPCで困っていない | 新型の情報を待つ選択もある | 発表後に価格と仕様を比べられる |
| 仕事や制作の待ち時間に困る | 今必要な性能・容量を確保 | 待つ間の時間も判断材料になる |
| M6搭載Airを狙いたい | 公式発表を確認して判断 | 2026年11月2日時点で発売日・価格・仕様は未発表 |
軽さや持ち運びやすさを優先するなら、M5搭載のMacBook Airも候補です。
普段使いやクラウドAIが中心なら、必ずしもProを選ぶ必要はありません。
動画編集をする場合も、使う素材や作業の重さに合わせて選びたいところです。
では、M6搭載のAirまで待つべきでしょうか。
今のパソコンで困っておらず、新型の情報を見てから決めたい人は、待つ選択もあります。
新型が出たら、その価格と仕様を見て、M5を選ぶかどうか考えられます。
ただし、2026年11月2日時点で、M6搭載Airの発売日、価格、仕様はAppleから発表されていません。
海外では2027年初めという見通しも報じられていますが、確定した予定ではありません。
実際に選べるメモリや価格、長時間使ったときの性能は、発表を待ちたいところです。
一方、今のパソコンが遅く、仕事や制作で困っているなら、未発表の新型を待つより、今必要な容量のM5を選ぶほうが役立つ人もいます。
待っている間に作業で失う時間にも、目を向けたいですね。
私の本命はM6のMacBook Air
ここで、私自身の感想をお話しします。
M6は、特にMac本体でAIをガンガン使いたい人に向けて、最適化を進めてきたチップだと感じました。
ただ、私の使い方なら、M5の性能でも十二分だと思います。
むしろ私の本命は、もし登場するなら、M6を搭載したMacBook Airです。
あの薄くて軽いAirにM6が入れば、AI向けの性能を持ち歩けるノートパソコンになります。
ノートPC界の革命児になるかもしれません。
M6搭載のAirがどんな形で登場するのか、楽しみですね。
結論
ここまでの違いから、選び方を整理します。
| 使い方・状況 | 候補 | 決め手 |
| M5で普段の作業が快適 | M5を継続 | 現状で困っていなければ買い替えの必要性は低い |
| これからProを購入 | M6、または安く買えるM5 | 同じメモリ・SSD構成での価格差 |
| ローカルAIを何度も使う | M6を含めて検討 | ソフトの実測と必要メモリ |
| 軽さと持ち運びを重視 | M5 Air、新型発表を待つ選択 | 今必要か、待てるか |
すでにM5を持っていて、普段の作業やクラウドAIで困っていないなら、そのまま使い続けて大丈夫です。
これから買うなら、必要なメモリとストレージを決めて、同じ容量のM5とM6の価格を比べましょう。
価格差が小さければM6が第一候補ですが、必要な容量のM5が安ければ、そちらも有力です。
ローカルAIや重い動画編集を繰り返す人は、使うソフトでの実測と、必要なメモリ容量を確認して選びましょう。
自分がどこでAIを動かし、どんな作業に時間を使うかが、選び方のポイントです。
▼「MacBook Pro M6」はこちら
▼「MacBook Air M5」はこちら
最後に
今回は、「MacBook Pro」のM5とM6を、AIと動画編集の視点から比較しました。
皆さんは、MacでどんなAIや動画編集を使ってみたいですか。
今使っているパソコンと一緒に、ぜひコメント欄で教えてください。
この動画が参考になった方は、高評価・チャンネル登録をよろしくお願いします。
それでは、また次回の動画でお会いしましょう!