パナソニック新型「VIERA X97C (2026)」発表!SQD Mini LEDで色も黒も進化した最上位液晶テレビ【2026年11月13日発売】

パナソニックから、4K液晶ビエラの最上位モデル「X97C (エックス キュウナナ シー)」が登場します。

最大の目玉は、新開発の「SQD Mini LED」を採用した「Real Color Panel (リアルカラーパネル)」です。

表現できる色の範囲は従来比約125%に広がり、広色域規格「BT.2020」に対して面積比約100%を実現しました。

さらに、バックライトの分割数も従来比約2倍に増やし、鮮やかな色を引き立てる黒の表現まで磨いています。

その映像を、最大98V型の大画面で楽しめるわけです。

映画の鮮烈な赤や、自然の深い緑を、この大きさで見てみたくなりますね。

今回は、新しいパネルの仕組みから色と明暗の制御まで、「X97C」の画質の進化を掘り下げます。

パナソニック新型「VIERA X97C (2026)」発表!SQD Mini LEDで色も黒も進化した最上位液晶テレビ【2026年11月13日発売】

Real Color Panel

まずは、今回の主役となるパネルの仕組みです。

「X97C」は、VAパネルに「SQD Mini LED」を組み合わせています。

PHILE WEB (ファイルウェブ) によると、採用するパネルはTCL製とのことです。

ポイントは、光を作るところから、必要な色を取り出すところまで手を入れたことです。

まず、Mini LEDの青い光を「スーパー量子ドットシート」へ通します。

ここで、高純度な赤と緑の光へ変換します。

さらに、新しい「広色域カラーフィルター」で、必要な赤・緑・青の成分を取り出します。

光を変換するシートと、色を通し分けるフィルターを組み合わせて、表現できる色の範囲を広げているわけです。

このSQDの色表現に、ビエラの映像処理とバックライト制御を組み合わせたのが「Real Color Panel」です。

映画のネオンや、ライブの赤い照明のように、鮮烈な色が画面を埋めるシーンが楽しみになりますね。

色域はどこまで広がった?

ここからは、色の進化を数字で見ていきます。

項目X97C比較条件・補足
色域の広がり従来比 約125%2024年発売「65W95A」比
BT.2020に対する色域面積比 約100%色域の面積を比較した公称値
色を作る仕組みスーパー量子ドットシート青い光から高純度な赤・緑へ変換
色を取り出す仕組み広色域カラーフィルター必要なRGB成分を取り出す
メーカー公称値。実際の表示色域は使用環境・個体差・測定方法により異なります。

色域の比較相手は、2024年発売の「65W95A」です。

このモデルと比べて約125%、つまり色の範囲が約25%広がっています。

さらに、4K・8K映像の広色域規格「BT.2020」に対して、面積比約100%をうたっています。

ここは、今回かなり注目したい数字です。

表現できる色の範囲が広ければ、映像に含まれる深い赤や鮮やかな緑を描く余地も広がります。

南国の鳥の羽や、緑が重なる森を、大画面で楽しむ使い方が浮かびます。

ただし、公表されているのは色域の「面積比」です。

規格内のすべての色を表示できるかを示す、カバー率とは区別して見ます。

また、映画や配信映像が持っている色の情報によっても、この広さを生かせる範囲は変わります。

「X97C」がどこまで描けるのかを見るなら、色にこだわった作品で比べたいところです。

黒と光を細かく制御

続いては、鮮やかな色を支える明暗の制御です。

項目X97C比較条件・確認状況
バックライト分割数従来比 約2倍2025年発売「65W95B」比
分割数の実数確認資料に記載なしサイズ別のゾーン数も未確認
ピーク輝度確認資料にnit値の記載なし輝度の向上倍率も未確認
明暗の制御Wエリア制御Ultra映像信号とバックライトを制御
暗部の制御ミニマムルミナンスコントロール超低輝度までバックライトを制御
色域約125%と分割数約2倍は、比較対象のモデルが異なります。

分割数の比較相手は、2025年発売の「65W95B」です。

バックライトの分割数が約2倍になり、暗い場所と明るい場所を、より細かいエリアに分けて調整できます。

たとえば、夜の街に赤い看板だけが光っているシーンです。

看板の光を見せながら、その周りの暗さをどう残すかが、映像の締まりに関わります。

そこで「X97C」は、映像信号のコントラスト調整と、バックライトの制御を組み合わせています。

これが「Wエリア制御Ultra」です。

この制御と、従来比約2倍の分割は、同じ2026年モデルの「W97C」でも採用されています。

さらに、バックライトを超低輝度まで細かく調整する「ミニマムルミナンスコントロール」も採用しました。

光を抑える部分でも段階を細かく刻み、暗いシーンの微妙な階調を描く狙いです。

暗い服のしわや、夜景の建物が、どこまで見えるかにも注目したいですね。

なお、分割数の実数と、ピーク輝度が何nitなのかは、確認した公式資料には記載されていません。

この約2倍は「65W95B」との比較なので、「W97C」からさらに2倍になったとは読めません。

サイズごとの実力は、今後の実機測定も見たいポイントになります。

広い色域を使いこなす

パネルが作れる色を、映像としてどう整えるかも見ていきましょう。

「X97C」は、「ヘキサクロマドライブUltra」を搭載しています。

新しいパネルに合わせた3次元のカラーマネジメント回路で、暗い部分から明るい部分まで色を調整します。

色を出せる範囲の広さに加えて、映像に合った色をどう再現するかまで作り込んでいるわけです。

もう一つが、「リアルタイム色チューニングシステム」です。

バックライトの色温度に応じて、パネルの制御をその場で最適化します。

シートやフィルターだけで終わらず、バックライトとパネルを連動させるのが面白いところです。

映画向けには、「FILMMAKER MODE」も用意しています。

制作者の意図に沿った映像を目指すモードで、部屋の明るさや照明の色温度にも合わせて調整します。

広色域を備えたパネルで、作品の色作りをじっくり楽しみたい人にも気になる構成です。

明るいリビングと大画面

ここからは、その画質をどんな環境で楽しめるかです。

「X97C」は、高輝度Mini LEDバックライトに加えて、高輝度・広視野角シートを採用しています。

明るさを高めながら、斜めから見たときの色やコントラストの変化を抑える設計です。

家族でソファに横並びになったときも、色を楽しめる方向へ手を入れています。

サイズは、65V型、75V型、85V型、98V型の4種類です。

90V型を超える家庭用テレビは、パナソニックとして約18年ぶりになります。

98V型は、スタンド込みで横幅218cm、重さ約64kgです。

65V型の横幅144.6cmと比べると、設置する家具や部屋の使い方まで変わるサイズですね。

画面いっぱいに森が広がったり、ライブ会場の照明が走ったりする映像で、この大きさを楽しみたくなります。

98V型を検討するなら、置き場所に加えて、梱包した状態での搬入経路も確認したいです。

また、吸着式の転倒防止スタンドを備えるのは、75V型と65V型です。

85V型と98V型は、同じスタンド仕様ではないので、サイズ選びの際に押さえておきましょう。

主なスペック

ここで、音やゲーム、録画などの主なスペックも押さえておきましょう。

Panasonic X97C
画面サイズ65・75・85・98V型
リフレッシュレート4K/144Hz入力・表示対応
倍速補間対応
HDRHDR10 / HDR10+ / HDR10+ ADAPTIVE / HLG
Dolby Vision / Dolby Vision IQ (Precision Detail対応)
パネル/バックライトVAパネル+SQD Mini LED
Real Color Panel
映像エンジン新世代 AI 高画質エンジン
ヘキサクロマドライブUltra
ゲームVRR / ALLM / AMD FreeSync Premium
ゲームモード エクストリーム
HDMI計4系統
4K/144p/HDR:HDMI1・2
eARC/ARC:HDMI2
スピーカー出力6個・70W (実用最大出力/JEITA)
上向き2個+フルレンジ2個+ウーハー2個
Dolby Atmos / Space Tune Auto
チューナー/録画地上・BS・110度CS:各3基
4K衛星放送:2基
USB HDD録画:最大2番組同時 (別売対応HDDが必要)
ネット動画Fire TV搭載 (アプリ利用にはAmazonアカウント等が必要)
接続端子USB×2 / 光デジタル音声出力×1 / LAN×1 / イヤホン端子
便利機能2画面表示 / Bluetoothリモコン / 見つかるリモコン
お部屋ジャンプリンク / Panasonic Media Access
延長保証条件を満たして登録・申込みすると合計5年間
ゲームの最大144Hzは対応機器接続時。2画面表示は4K衛星放送・Dolby Visionに非対応。録画は最大2番組で、4K衛星放送2番組の録画中は4K放送の視聴・録画番組再生に制限があります。スマホでのリモート視聴は4K衛星放送に非対応で、本体電源オン中などは利用できません。延長保証にはネット接続の継続、商品登録、購入後10か月以内の申込みなどの条件があります。

音響は、上向きスピーカーを含む6個・70Wで、Dolby Atmosにも対応します。

ゲームは4K・144Hz入力に対応し、VRRや、自動で低遅延モードに切り替わるALLMも備えます。

HDMIは4系統あり、高フレームレート向けの4K・144Hzに対応するのは端子1と2です。

eARCは端子2なので、サウンドバーと複数のゲーム機をつなぐ人は、端子の使い分けを確認したいですね。

HDRは、Dolby VisionとHDR10+の両方に対応しています。

録画は、別売りの対応USBハードディスクをつなげば、放送を最大2番組同時に録れます。

地デジなどは、番組を見ながら裏の2番組を録画でき、4K衛星放送の2番組同時録画にも対応します。

放送とネット動画は、Fire TVの画面から選べます。

アプリの利用にはAmazonアカウントなどが必要で、配信サービスごとの契約条件もあります。

また、ネット接続や商品登録などの条件を満たして申し込むと、メーカー保証と合わせて5年間の保証を受けられます。

項目TV-65X97CTV-75X97CTV-85X97CTV-98X97C
外形寸法 (幅×高さ×奥行)144.6×88.2×30.3cm166.8×101.1×35.0cm189.0×113.3×37.1cm218.0×131.7×41.6cm
重量約26.0kg約37.5kg約43.0kg約64.0kg
消費電力285W345W510W615W
年間消費電力量146kWh/年163kWh/年196kWh/年248kWh/年
外形寸法・重量はスタンド込み。年間消費電力量は省エネ法の算定条件による値です。参考表示用・読み上げ対象外。

前年の「W95B」との違い

ここからは、前年モデルと比べて、変わった部分を整理します。

比較項目Panasonic X97C (2026)Panasonic W95B (2025)
パネル方式VA+SQD Mini LEDVA+Mini LED
サイズ展開65・75・85・98V型55・65・75V型
65V型のスピーカー数6個 (上向き2個を含む)3個
65V型の音声出力70W50W
2025年モデルと2026年の新最上位モデルの比較。メーカーによる直接の後継機指定を示す表ではありません。分割数の公称比較は前の「黒と光を細かく制御」章に掲載。

前年の「W95B」から見ると、大画面の選択肢と音響も変わっています。

サイズは、従来の最大75V型から、85V型と98V型まで選べるようになりました。

ただし、55V型は「X97C」にはありません。

65V型同士なら、スピーカーは3個から6個、音声出力は50Wから70Wになります。

上向きスピーカーが加わり、色の進化と一緒に、音の高さ方向の表現も楽しめる構成です。

一方、2026年の「W97C」と比べる場合は、見方が変わります。

「W97C」も量子ドットを採用し、上向きスピーカーや、黒を細かく制御する機能を備えています。

そこから「X97C」を選ぶ理由として注目したいのは、SQDの色域と、85V型・98V型の大画面です。

色域約125%は「65W95A」との比較なので、「W97C」との色域差は、その数字からは判断できません。

価格と発売日

最後に、サイズごとの価格と発売時期を見ていきます。

製品サイズ公式通販価格 (税込)
Panasonic TV-65X97C65V型41万5,800円
Panasonic TV-75X97C75V型51万4,800円
Panasonic TV-85X97C85V型65万3,400円
Panasonic TV-98X97C98V型93万600円
2026年10月15日確認の公式オンラインストア表示価格。開梱・設置・リサイクル等の費用は別途。メーカー希望小売価格はオープン価格です。

価格はオープンで、表は公式通販の税込価格です。

65V型は41万5,800円、75V型は51万4,800円です。

85V型は65万3,400円、98V型は93万600円です。

65V型から75V型へは、9万9,000円の差になります。

SQDの色表現を大きな画面で楽しみたいなら、この2サイズは予算と置き場所を合わせて考えたいですね。

発売予定日は、2026年11月13日です。

デビューキャンペーンもあり、65V型と75V型は最大3万円分、85V型は最大5万円分、98V型は最大10万円分の特典が用意されています。

正規取扱店での購入に加え、CLUB Panasonicへの会員登録とWEB応募が必要です。

購入期間は2027年1月11日までで、応募期限は2月26日の16時59分です。

価格を比べる際は、販売店の金額とキャンペーンの条件を一緒に確認してください。

結論

最後に、今回の発表を見て気になったことをお話しします。

まず比べてみたいのは、TCL自身が出しているSQD Mini LEDテレビとの画質差です。

TCL製のパネルを使っているとの報道があるなら、パナソニックが映像をどう仕上げたのかが気になりますよね。

個人的には、映像処理やバックライトの制御は、パナソニックに強みがあると思っています。

だからこそ、同じ作品を並べて、色の再現や暗い場面の階調に、どこまで違いが出るのか見てみたいです。

ここで、パナソニックならではの優位性を見せてほしいですね。

もう一つ気になるのが、有機ELとの比較です。

黒の表現にここまで力を入れているなら、星空や暗い映画のシーンで、どんな差が出るのでしょうか。

明るい部分の周りに光がにじむ場面や、暗い部分の細かな見え方まで比べてみたいです。

そして、来年以降のテレビ市場も楽しみになってきました。

ソニーとTCLは提携の確定契約を結んでいて、関係当局の許認可などを条件に、2027年4月の合弁会社の事業開始を予定しています。

TCLのディスプレイ技術と、各社が培ってきた映像処理が、これからどう組み合わさっていくのか。

パネルの性能に加えて、その力をどう引き出すかで、メーカーごとの違いがもっと面白くなりそうです。

「X97C」を見ていると、テレビ市場が新しいフェーズに入りそうで、ワクワクしますね。

▼先に出た「パナソニック VIERA W97C」はこちら

最後に

今回は、パナソニックの新型ビエラ「X97C」についてご紹介しました。

皆さんなら、このSQD Mini LEDの大画面で、どんな映画やゲームを楽しみたいですか?

ぜひコメント欄で教えてください。

この動画が参考になった方は、高評価・チャンネル登録をよろしくお願いします。

それでは、また次回の動画でお会いしましょう!

動画版はこちら: