【速報】BS4Kから民放撤退!2027年に放送終了へ

BS4K放送から、民放が撤退を検討していることが報道されました。
撤退を検討しているのは、BS日テレ4K、BS朝日4K、BS-TBS 4K、BSテレ東4K、BSフジ4K、の5社です。
撤退する理由は赤字続きだからとのことで、いったいなぜこんなザマになっちまったのか、簡単に見ていきましょう。
参考: 【速報】民放5局、27年にBS4K放送から撤退へ|47NEWS(よんななニュース)
【速報】BS4Kから民放撤退!2027年に放送終了へ
赤字続き?
BS4K放送は、2018年12月1日に放送を開始しました。
2025年9月現在は、NHKと民放5社、通販チャンネルが参入しています。
てな感じで7年近くやってきたわけですが、民放は開局から赤字続きのようです。
その理由は、シンプルに視聴率が低いからと言えます。
視聴率が低い2つの理由
BS4Kの視聴率のデータは公表されていませんが、状況から考えるとかなり低いのではないかと思います。
その理由は、①視聴障壁の高さ、②4K番組の不足、の2点が考えられます。
①視聴障壁の高さとして、BS4K放送を視聴するには、4Kチューナー内蔵テレビとBS4Kアンテナの2つを用意する必要があります。
※現在はBS4Kの全チャンネルがBS2Kアンテナ(右旋)で見れます。
既存のFull HDテレビでは視聴できませんし、BS2Kアンテナでも視聴できないので、気合を入れて家の設備を入れ替える必要があります。
つまり、4K放送を見るのはめんどくさいってことです。
②4K番組の不足として、いざ視聴環境を整えたところで、民放には4K対応番組が全然ありません。
NHKは全番組4K対応なので頑張っていますが、民放はなかなか厳しいです。
番組表のタイトル欄の頭に[4K]とついているのが4K対応なのですが、ざっと見る感じ全体の1/3も対応していません。
4Kに対応しているのは通販番組ばかりです。
つまり、民放はやる気がないということです。
このように、①視聴障壁の高さ、②4K番組の不足、の2点が、民放BS4Kの低視聴率の原因となっています。
民放BS4Kは画面が暗い?
民放のBS4Kでは、2K SDR→4K HDRにアップスケーリングされたものが、そのまま垂れ流されている場合が多いです。
つまり、なんちゃって4Kです。
実際に視聴するとわかりますが、この変換の質が最悪で、BS2Kのほうが綺麗に見えるくらいです。
また、これがいわゆる、4K画面暗すぎ問題の原因にもなっています。
ダイナミックレンジの低いSDRの素材を、無理やりHDR化して放送しているので、ダイナミックレンジがバグっています。
そのため、視聴環境によっては、4K放送はなんか画面がやたら暗い、という問題が発生することになります。
これを解決するには、HDRをやめて4K SDRで放送すれば良いだけなのですが、もう撤退するので今更どうでも良いですね(笑)。
民放BS4Kは誰も見てない?
NHK BS4Kには、朝ドラ・大河・紅白という3大キラーコンテンツをはじめ、高画質なドキュメンタリー番組が多数ありますが、民放BS4Kにはそういったキラーコンテンツがないです。
私も画質チェックのためにNHK BS4Kはたまにつけますが、民放BS4Kはダイナミックレンジがバグってるので、つけることはほぼないです。
つまり、民放BS4Kには見るものがないということです。
て言うか逆に、民放BS4Kは誰が見てるんでしょうか。
テレビ局の中の偉い人ですら見てない気がします。
まさに、電波の無駄使いです。
地上波4Kも絶望的?
では、これから始まるであろう、地上波4K放送はどうなるのか、と言うのが疑問になります。
私の意見では、民放は金がないので厳しいと思います。
地上波4K放送も、金のあるNHKだけ張り切って準備してる感じですね。
そのため地上波4K放送がいざ始まっても、NHK一社だけだった、と言うのはあり得る事態だと思います。
地上波はWBCの放映権すら取れないくらい困窮しているので、かなり厳しい状況みたいです。
なんか、テレビ局の時代が終わっていくのを、ひしひしと感じますね。
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最後に
今回は、『【速報】BS4Kから民放撤退!2027年に放送終了へ』についてご紹介しました。
このように、民放5社が2027年にBS4K放送からの撤退を検討しているようです。
果たして、BS4K放送は今後どうなってしまうのか、地上波4K放送は大丈夫なのか、注目ですね。