【空飛ぶ車】「テスラ ロードスター」は本当に飛べる?飛行時間と補給を徹底解説

テスラの「Roadster (ロードスター)」が、ついに地面を離れ、空中で回転して着地しました。

映画で見ていた空飛ぶスポーツカーが、実際に動くところまで来ています。

発表会で明かされたのは、合計600リットルのタンクに、約250kgもの空気を詰め込むという、とんでもない仕組みです。

その空気を噴き出して車体を持ち上げるなら、タンクの中身は、空を飛ぶための残り時間そのものです。

では、一度の補給でどこまで飛べて、使い切ったら、どうやって次のフライトに備えるのでしょうか。

今回は、高圧タンクに隠された仕組みから、飛行時間と補給を左右する条件まで、このロケットカーを楽しめる未来をマニアックに掘り下げます。

【空飛ぶ車】「テスラ ロードスター」は本当に飛べる?飛行時間と補給を徹底解説

何秒飛べるのか

まずは、一番知りたい飛行時間の話からです。

現時点では、数秒単位の浮上やジャンプを楽しむ車と見るのが、現実的です。

公式デモで見せたのは、空中で姿勢を変えて着地する、短い動きです。

何分も飛び続けて、目的地まで移動する使い方は示されていません。

ただし、数秒というのは公開された動きから見た評価で、最大飛行時間の公称値ではありません。

「正確には何秒?」という問いに使えそうな数字として、約6秒という説明があります。

現車を取材した「Top Gear」によると、加速用の200リットルタンクは、約6秒で空になるとされています。

これは、後ろへガスを噴き出して、車を前へ押すタンクの話です。

飛行する「Rocket (ロケット)」の最大飛行時間が6秒、と確認された数字ではありません。

飛行対応モデルのタンクは合計600リットルですが、3倍だから18秒飛べる、とも計算できません。

前へ加速する場合と、車の重さを支えて空中にとどまる場合では、ガスの使い方が違うからです。

最大で何秒浮いていられるかは、今回確認した公式資料では分かっていません。

それでも、今の楽しみ方のイメージは見えてきます。

コースの中で、車が一瞬浮き、空中で向きを整えて、またタイヤで着地するんです。

ほんの数秒でも、自分のスポーツカーが地面を離れるなら、それだけで強烈な体験になりそうです。

空気で車を持ち上げる

その数秒を生み出す仕組みを、もう少し見てみましょう。

車体を押すのは、タンクから勢いよく噴き出すガスです。

膨らませた風船の口を離すと、空気を出しながら飛んでいきますよね。

あの反作用を、車を動かせる規模で使うのが、コールドガススラスターです。

後ろへ噴けば前へ、下へ噴けば上へ押す力が生まれます。

「Rocket」は、車体の周囲にも噴射装置を配置し、浮上だけでなく、空中での姿勢変更も支える構成です。

公式発表では、ノズルは10個と説明されています。

飛び上がるための噴射と、傾いた車体を立て直すための噴射を使い分ける発想です。

しかも、着地で落下の勢いを弱めるためにも、ガスを使います。

積んだ分を全部、上へ飛ぶことだけに使うわけにはいきません。

上がって、姿勢を整えて、地面へ戻るまでの使い方で、空中にいられる時間は変わります。

車体を持ち上げる力と、その力を細かく使い分ける制御が、セットで必要なんです。

テスラは、電動の装置で推力を素早く調整し、空中の姿勢を安定させると説明しています。

車の形をしているのに、動かし方には宇宙船らしさがあるんですね。

助手席までタンク

続いては、そのガスをどこへ積むのかという話です。

公式発表では、2つの容器に、合計約250kgの空気を積むと説明しています。

空気だけで、体重約60kgの大人4人分を超える重さです。

この量を合計600リットルの容器に収めるため、高い圧力で詰め込みます。

容器の大きさだけが600リットルで、中には周囲の空気をそのまま入れた場合より、ずっと多くのガスが入るんです。

高い圧力に耐えながら、車体を重くしすぎないよう、カーボンで補強した圧力容器を使います。

ここは、ロケットの技術を持ち込んだ意味がよく分かる部分です。

そして、開発責任者を取材した「Hagerty」の説明では、加速用の「Thrust (スラスト)」は200リットルのタンクを搭載します。

飛行する「Rocket」は、助手席の位置に400リットル分を追加する構成です。

隣に人を乗せる場所を使って、空を飛ぶためのガスを積むんです。

「Rocket」が1人乗りなのは、こんな思い切った設計ともつながっています。

友達に隣で見せびらかしたくても、その席にはタンクがあるんですね。

補給してもう一度

では、一度遊んだあと、どうやって次の噴射に備えるのでしょうか。

バッテリーの充電に加えて、スラスター用のガスを補給する必要があります。

電気が残っていても、ガスが足りなければ、同じようには噴射できません。

タイヤで走るための電気と、車体を押すガスは、別に考える必要があります。

発表会でマスク氏は、車が空気タンクを再充填でき、特殊な推進剤は必要ないという趣旨の説明をしています。

一方、「Top Gear」の現車取材では、使ったあとはステーションでの補充が必要と説明されています。

さらに、発表会では空気、開発責任者を取材した「Hagerty」の説明では圧縮窒素と、ガスの説明にも違いがあります。

市販時に何を入れ、どこまで車載装置で補給できるかは、確定した仕様を待つ必要があります。

今の段階で、家のコンセントにつなげば、次の朝には何回でも飛べる、とまでは言えません。

ここで知っておくと面白いのは、ガスの補給にも、速く済ませるための技術が必要なことです。

タンクへガスを戻すには、次の噴射に使える高い圧力まで押し込む必要があります。

空気を使う方式でも、周囲に空気がたくさんあることと、短時間で補給できることは別なんです。

一般的な高圧ガスの装置では、タンク側の圧力が上がるにつれ、送り込む速さが変わる場合があります。

充填中に上がる温度も管理する必要があるため、設備の能力が、待ち時間に効いてきます。

飛行時間が数秒でも、すぐ補給して何度も遊べるなら、楽しみ方は広がります。

反対に、1回使うたびに長く待つなら、その日いちばんの見せ場として使うことになりそうです。

補給時間の確定値は今回確認できていませんが、買うなら、本体と同じくらい補給設備が気になる車です。

私有地で遊べるのか

ここからは、実際に遊ぶ場所を考えてみましょう。

飛行する「Rocket」は、テスラの公式サイトで、公道利用が承認されていないと案内されています。

この条件は「Rocket」の話で、「Roadster」の全仕様が一律に公道を走れないという意味ではありません。

では、広い私有地を持っていれば、好きなだけ飛べるのでしょうか。

公道を使わずに遊ぶという発想にはつながりますが、自分の土地なら無条件で飛び放題、とは言えません。

地面を使う許可と、空中を飛ぶためのルールは別だからです。

例えば日本では、航空機に該当する機体が飛行場以外で離着陸する場合、原則として許可が必要です。

ただ、「Rocket」が日本で具体的にどの区分に当たり、何の手続きが必要になるかは、今回の資料では確認できていません。

私有地での使用も、国や地域のルールと、メーカーが認める操作条件を確認する必要があります。

逆に言えば、必要な許可と、安全に遊べる場所と、補給設備までそろえるなら、趣味として楽しむ姿は想像できます。

ただ広い庭を買えば終わり、というより、自分のための走行・飛行施設を整える感覚です。

金持ちのオモチャ

そう考えると、この車の立ち位置がはっきりしてきます。

ぶっちゃけ、金持ちのオモチャです。

しかも、車だけ買えば済むオモチャではありません。

飛ぶ「Rocket」は1人乗りの招待制で、遊ぶ場所や補給まで用意する必要があります。

車体だけでなく、遊ぶ環境まで整えることを考えると、かなり贅沢な趣味になります。

でも、その数秒のために、助手席までタンクに変えてしまうところに、ロマンがありますね。

ホバリングを体験したい

ここからは、私が体験してみたいことです。

正直、空中回転はいらないです。

でも、ふわっと浮いて、その場にとどまるホバリングは、体験してみたいですね。

タイヤが地面から離れた瞬間、車内ではどんな感じがするのか、味わってみたいです。

それこそ、商業施設などで「空飛ぶ車の試乗体験」ができたら、バズりそうですよね。

自分では運転したくないんですが、プロにやってもらえるなら、助手席には乗ってみたいです。

今の「Rocket」は1人乗りなので、これは将来、2人で乗れる飛行仕様や、同乗できる体験サービスができたらという話です。

長く飛ぶ必要はなくて、プロの操作で少し浮いて、また地面へ戻るだけでも、面白い体験になりそうです。

映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2」で、空飛ぶ車が行き交っていた未来は、2015年でした。

そこから11年たった2026年に、こんな面白いものが見られて、ワクワクしています。

結論

最後に、飛行時間と楽しみ方をまとめましょう。

今の「Rocket」は、数秒単位の浮上やジャンプを楽しむロケットカーと見るのが、現実的です。

最大飛行時間は未確認で、加速用タンクの約6秒を、そのまま飛行時間にはできません。

そして、繰り返し遊べるかは、ガスを補給する設備と待ち時間にかかっています。

公道利用は未承認で、私有地でも無条件に自由というわけではありません。

場所、許可、補給までそろえて楽しむ、かなり贅沢な趣味の乗り物です。

金持ちのオモチャだけど、ロマンはある。

所有する人だけでなく、一度体験してみたい人にも夢を見せてくれる車です。

最後に

今回は、テスラ「Roadster」が飛べる時間と、現実の楽しみ方を掘り下げました。

もし空飛ぶ車の試乗体験ができたら、参加してみたいですか。

ぜひコメントで教えてください。

続報も見たい方は、高評価とチャンネル登録をお願いします。

動画版はこちら: