若者の漫画離れで10代の読書率が大幅に下落!なぜアニメと差がついた?

「日本はマンガ大国」——そう言われて久しいですよね。
でも最近、こんなデータを見て驚きました。
高校生のマンガ雑誌、不読率——77.7%。
つまり、高校生の約8割は、マンガ雑誌を1冊も読んでいないんです。
「SNSのせいでしょ」と思った方、ちょっと待ってください。 原因はもっと、業界の「構造的な問題」にありました。
若者の漫画離れで10代の読書率が大幅に下落!なぜアニメと差がついた?
どれだけ読まれなくなったか
まず数字を見てみましょう。
1996年、中学1年生の男子がよく読んでいた雑誌、第1位は「週刊少年ジャンプ」。調査対象の中に433人の読者がいました。
それが2019年には——約41人。ほぼ10分の1です。
コミックス単行本も同様です。
1985年と2023年を比べると、紙マンガの読書率は小中高いずれも20ポイント以上下がっています。
でも、スマホで読んでるんじゃないの?実は、それもそれほど進んでいないんです。
日本の中学生のデジタルマンガ読書率は35%。 一方、お隣の韓国では69%。
同じアジア、なのにこれだけの差がついています。
なぜ差がついたのか
ここが今日いちばん重要なポイントです。
日本のデジタルマンガ市場、実は急成長しています。
でもその成長を支えているのは、課金額の高い大人向けコンテンツなんです。
マンガアプリの利用推奨年齢、見たことありますか?多くが13歳以上、または16歳以上。
お金を持っていない子どもたちは、そもそも入口で弾かれている状態です。
小学生向けのウェブマンガ誌「週刊コロコロ」がデジタルで読めるようになったのは、2022年。
一方、韓国はどうだったか。
2000年代初頭から、ポータルサイトが広告収益モデルでウェブトゥーンを無料公開しました。
韓国最大手のNAVER Webtoonは今でも、9割以上の作品が無料で読めます。
お金のない子どもでも、スマホさえあれば読める。
だから若い世代が離れなかった。
つまり明暗を分けたのは、「子どもがお金なしで触れられるかどうか」、たったこれだけの差だったんです。
アニメはなぜ大丈夫なのか
ここで面白い比較があります。アニメです。
高校生のアニメ視聴率——87%。マンガとは全然違いますよね。
テレビでは見なくなったけど、YouTubeや、親が入っているNetflix、Amazonプライムで見ている。
「テレビ離れ」はしても「アニメ離れ」はしていない。
なぜか?配信サービスが低コストで若者にリーチし続けているから。
子ども向けの無料コンテンツが今も機能しているから。
皮肉なことに、アニメは韓国ウェブトゥーンと同じ「無料で広く届ける」構造を、自然と維持できていたんです。
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まとめ
整理すると、こうなります。
マンガ業界は、デジタル化のタイミングで子どもを置き去りにした。
アニメは、配信の波に乗りながら若者との接点を守り続けた。
「マンガ大国」という言葉が当たり前になっている一方で、その土台となる「子どもの頃にマンガを読む習慣」が静かに失われつつあります。
小さい頃に読まなければ、大人になっても読まない。
読者が減れば、作家も減る。作家が減れば、作品も減る。
そんな負のスパイラルが、今まさに始まろうとしているのかもしれません。
最後まで見ていただき、ありがとうございました。 気になった方は、ぜひYouTubeのチャンネル登録・コメントお待ちしています。
参考: 10代の「マンガ離れ」はもう止まらない…「大人向け課金」に走った日本のマンガ界の”歪さ”を示すデータ (3ページ目) | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)、2024年コミック市場は7043億円 前年比1.5%増と7年連続成長で過去最大を更新 ~ 出版科学研究所調べ | HON[.]jp News Blog