【失敗?】iPhone Airが売れていない6の理由!減産決定で早くもディスコンか

9月にiPhone Airが発売されましたが、早くも減産が決まったとNikkei Asiaが報道しました。
具体的には、11月以降の生産台数を9割削減する計画で、「ほぼ生産終了モードに入った」とのことです。
なぜAirが売れていないのかというと、
- 電池が少ない
- カメラがしょぼい
- スピーカーがしょぼい
- 熱がヤバイ
- 性能が低い
- コスパが悪い
の6の理由にまとめることができたので、今回は簡単に見ていきましょう。
参考: Apple slashes iPhone Air production plans, boosts other 17 models: sources – Nikkei Asia
【失敗?】iPhone Airが売れていない6の理由!減産決定で早くもディスコンか
1. 電池が少ない
| ビデオ再生 | バッテリー容量 | |
| iPhone Air | 最大27時間 | 約3149mAh |
| iPhone 17 | 最大30時間 | 約3692mAh |
| iPhone 17 Pro | 最大33時間 | 約4252mAh |
| iPhone 17 Pro Max | 最大39時間 | 約5088mAh |
1つ目の理由は「電池が少ない」で、iPhone Airはバッテリー容量が露骨に少ないです。
アップルが自称しているビデオ再生は、Airが最大27時間、17が最大30時間、17 Proが最大33時間、17 Pro Maxが最大39時間です。
17 Proよりも6時間も短く、Airよりも下位グレードのはずの17よりも3時間も短いって、どういうことやねんという話です。
もっと分かりやすい指標として、バッテリー容量を見ていきましょう。
Airが約3149mAh、17が約3692mAh、17 Proが約4252mAh、17 Pro Maxが約5088mAhです。
Airさん、17 Proより約26%少なく、17より約15%も少ない、って減らしすぎじゃないですか。
つまり、薄くしすぎて電池も減りすぎってことです。
アップル自ら、MagSafeの外部バッテリーを使ってくれや、ってプレゼンし出した時は、おいおい薄くした意味ないじゃんとなりました。
2. カメラがしょぼい
| カメラ | |
| iPhone Air | 48MP Fusionメイン |
| iPhone 17 | 48MP Fusionメイン 48MP Fusion超広角 |
| iPhone 17 Pro | 48MP Fusionメイン 48MP Fusion超広角 48MP Fusion望遠 |
| iPhone 17 Pro Max | 48MP Fusionメイン 48MP Fusion超広角 48MP Fusion望遠 |
2つ目の理由は「カメラがしょぼい」で、iPhone Airはカメラが一番しょぼいです。
どれくらいショボイかと言うと、Airはメインカメラ1個だけ、17はメインと超広角の2個、17 Pro/17 Pro Maxはメイン・超広角・望遠の3個が搭載されています。
一応製品のグレードをおさらいしておくと、17 < Air < 17 Pro = 17 Pro Max、の順です。
なのに、Airのカメラは17よりもショボイって、一体どういうことですか。
今時カメラ1個って、安物の16eみたいでなんか嫌じゃん、高いのに。
つまり、薄くしすぎてカメラも減りすぎってことです。
Airが17より上位グレードなら、頑張ってカメラは2個にすべきでしたね。
3. スピーカーがしょぼい
| スピーカー | |
| iPhone Air | モノラル |
| iPhone 17 | ステレオ |
| iPhone 17 Pro | ステレオ |
| iPhone 17 Pro Max | ステレオ |
3つ目の理由は「スピーカーがしょぼい」で、iPhone Airはスピーカーがモノラルです。
iPhone 7以降はステレオを採用してきたのですが、Airはモノラルに戻ってしまいました。
どうやら、薄くしすぎてスピーカーを入れる場所がなくなっちゃったみたいです。
つまり、薄くしすぎてスピーカーも減りすぎってことです。
Airが17より上位グレードなら、せめてステレオにすべきでしたね。
参考: iPhone Air:薄さの代償にカメラとスピーカーが犠牲に?|GetGadgetGot
4. 熱がヤバイ
| ボディ | |
| iPhone Air | チタニウムフレーム |
| iPhone 17 | アルミニウムフレーム |
| iPhone 17 Pro | アルミニウムUnibody |
| iPhone 17 Pro Max | アルミニウムUnibody |
4つ目の理由は「熱がヤバイ」で、iPhone Airはすぐアチアチになります。
その理由は、チタニウムフレームを採用しているからです。
これは私がよく見ているMKBHD先輩も言ってたことですが、なんで17 Proでチタニウムからアルミニウムに戻したのに、Airでは継続しとるねんっていう話です。
ただでさえ薄くしたことで熱がこもりやすいのに、熱に弱いチタニウムを採用って、何考えとるねんです。
これはAirは熱ヤバイよ!ってアップル自ら認めてるのと同じでござるね。
アルミニウムは薄くすると曲がりやすいから、強度を上げるためにしゃあなしチタニウムにした、と安易に予想できます。
つまり、薄くしすぎてアチアチってことです。
いやもう無理して薄くしなくても大丈夫ですよ、とアップルに言ってあげたいです。
▼MKB先輩の動画はこちら:
5. 性能が低い
| チップ・SoC | Geekbench・性能 | |
| iPhone Air | A19 Pro 5コアGPU | 8,959 |
| iPhone 17 | A19 5コアGPU | 8,230 |
| iPhone 17 Pro | A19 Pro 6コアGPU | 9,453 |
5つ目の理由は「性能が低い」で、iPhone Airの性能は高くないです。
AirはA19 Proという良いチップを詰んでいるはずですが、実際の性能は17と大差がないのです。
なぜかと言うと、Airのチップは熱を抑えるために性能が下げられているらしく、結果的にAirと17の性能差はそこまで広がっていないようです。
公式サイトをよく見ると、17 Proは6コアGPU、Airは5コアGPUと記載されています。
これは良く調べないと気づけない落とし穴です。
つまり、薄くしすぎてコアも減りすぎってことです。
薄さと性能の両立は難しいみたいですね。
6. コスパが悪い
| 価格 | |
| iPhone Air | 15万9,800円 |
| iPhone 17 | 12万9,800円 |
| iPhone 17 Pro | 17万9,800円 |
| iPhone 17 Pro Max | 19万4,800円 |
6つ目の理由は「コスパが悪い」で、iPhone Airの値段は普通に高いです。
ここまでざっくりと見てきましたが、だいたいの理由は、Airは17より値段が高いのに、機能がショボいということでした。
電池の少なさとカメラのショボさは、値段が安ければ余裕で許せました。
流石に17より3万円も高いのは許しがたく、あと2万足して全部盛りのProを選んだほうが賢いです。
実際にAirよりも17や17 Proを選ぶ人が多かったようです。
つまり、Airは高すぎってことです。
これで10万円くらいなら、もっと売れていたはずです。
結論
まとめると、iPhone Airは、電池が少なくて、カメラもスピーカーもしょぼくて、熱がヤバく、性能が低くて、コスパが悪いので、売れなかったようです。
つまり、薄さの代償で色々失ったってことです。
もちろん、薄さとシンプルさを極めたい、という哲学を貫いた点は良かったと私は思います。
ただ、消費者には受け入れられなかったようです。
iPhone 17、17 Pro、Airの3台が並んでいたら、17か17 Proを手に取ってしまうのは理解できます。
ではiPhone Airは無駄だったのかと言うと、そうではないです。
この後に出る、iPhone Foldに繋がるかもしれないからです。
どういうことかと言うと、Airを2枚くっつけて折り畳み式にすることで、後からiPhone Foldを出すのでは?と予想している人がいて、私はこれはなかなか面白い考察だと思いました。
Galaxyも薄いスマホの後に折り畳み式を出してきたらしいので、iPhoneもまずはAirを市場に投入して、Foldを出すための下準備をしているのかもしれませんね。
つまり、Airの次はFoldがくるかもってことです。
Airは失敗してしまいましたが、Foldへのバトンパスとして、次は上手くいってほしいですね。
▼新発売の「AirPods Pro 3」もオススメです
最後に
今回は、『【失敗?】iPhone Airが売れていない6の理由!減産決定で早くもディスコンか』についてご紹介しました。
このように、
- 電池が少ない
- カメラがしょぼい
- スピーカーがしょぼい
- 熱がヤバイ
- 性能が低い
- コスパが悪い
の6つの理由から、Airが売れていないようです。
Airは失敗しましたが、次に出るiPhone Foldでリベンジして欲しいですね。