【新型】TCL C7Kが発表!ハイセンスU8Rとも比較【2025年モデル】

TCLの2025年モデルの液晶テレビ、C7Kが発表されました。
C7Kは、ハレーション制御、ピーク輝度3000nits、HVAパネルが進化ポイントとなります。
そんなC7Kは、話題沸騰中のハイセンスU8Rと比べてどうなのかも、合わせて見ていきましょう。
【新型】TCL C7Kが発表!ハイセンスU8Rとも比較【2025年モデル】
ハレーション制御
C7Kでは、ハロー現象を抑えるために、
- 高出力発光チップ
- 超集光マイクロレンズ
- スーパーマイクロOD
- ダイナミック・ライティング・バイオニック・アルゴリズム
- トランジェント・レスポンス
- 双方向23ビット制御
- CSOT HVAパネル技術
といった数々の技術が採用され、かなり力を入れているようです。
実際にどれくらい光漏れが抑えられているのかは、実機で確認するしかないため、店頭での展示やレビュー動画が出てくるのが楽しみです。
ピーク輝度3000nits
C7KのMini LEDの分割数は、98インチで2048、ピーク輝度は75インチ以上で3000nits、65インチ以下で2600nitsとなっているようです。
75インチ以上のピーク輝度に関しては、ハイセンスのフラッグシップであるU9Rと同等となっています。
Mini LEDのローカルディミングをフルに使うことで、コントラスト比3000万:1という、モンスタースペックを実現しているようです。
この価格帯のモデルで、このMini LED性能はかなりエグイです。
HVAパネル
C7Kの一番の目玉として、今年からTCLの子会社TCL CSOTが新開発した、HVAパネルが採用されています。
HVAパネルは、VAパネルの欠点であった視野角の狭さを改善し、さらにコントラストを高めることにも成功した、画期的なパネルです。
ネイティブコントラストは7000:1という、液晶パネルの最高スペックを叩き出しています。
HVAは視野角を改善したとは言っても、斜めから見ると少し白っぽくなるようなので、視野角ではまだまだADS Proに負けています。
今年からは、TCL CSOTのHVAパネルと、BOEのADS Proパネルとの、液晶パネル全面戦争が勃発することになりそうです。
ハイセンスU8Rと比較
TCL C7K | ハイセンス U8R | |
発売 | 2025年 5月20日 | 2025年 5月15日 |
画面サイズ | 55 65 75 85 98 | 50 55 65 75 85 100 |
ピーク輝度 | 3000nits (75v型以上) 2600nits (65v型以下) | 2000nits |
分割数 | 2048 (98v型) | 2940 (85v型) |
パネル | HVA | ADS Pro |
DCI-P3 | 97% | 93% |
ネイティブコントラスト比 | 7000:1 | 2000:1 |
映像エンジン | AiPQ Pro | HI-VIEW AIエンジンPRO |
HDMI | 3ポート (2.1×2) | 4ポート (2.1×2) |
価格 (65v型) ※25年5月7日時点 | 26万8,000円〜 | 23万8,000円〜 |
続いては、皆さんお待ちかねの、同価格帯のライバル機、ハイセンスU8Rと比較していきます。
画面サイズは、C7Kは55〜98インチの5サイズ展開、U8Rは50〜100インチの6サイズ展開となります。
どちらも似たようなラインナップですが、U8Rには謎の50インチもあります。
ピーク輝度は、U8Rが2000nitsと、C7Kの圧勝となります。
分割数は、U8Rが85インチで2940と、U8Rの勝利となります。
パネルはC7KがHVA、U8RがADS Proで、DCI-P3はC7Kが97%、U8Rが93%、ネイティブコントラスト比はC7Kが7000:1、U8Rが2000:1と、色域とコントラストでC7Kが圧倒しています。
まさに、今年のTCLが最も強いのはこのHVAパネルで、パネル性能での戦いにおいては、他社は勝てないと思います。
映像エンジンは、C7KがAiPQ Pro、U8RがHI-VIEW AIエンジンPROで、TCLのエンジンが良いと言う話は全く聞いたことがないため、ここはレグザと共同開発のU8Rの勝利となります。
HDMIは、C7Kが3ポート、U8Rが4ポートと、なぜかここはTCLが手抜きです。
2025年5月7日時点の、65インチの価格は、C7Kが26万8,000円〜、U8Rが23万8,000円〜となっています。
まとめると、輝度、色域、コントラストはTCL C7Kの勝利、分割数、視野角、映像エンジン、HDMI、価格などはハイセンス U8Rの勝利となります。
TCLはとにかくHVAパネルが圧倒的で、おそらくハイセンスのADS Proよりも高画質です。
肉眼で比較しないと分からない点として、光漏れやハロー現象はどの程度か、視野角の広さはどうか、といったこともあるため、この辺りはオリチャンネルさんのレビューに期待しましょう。
Q7Cはほぼ同じ性能?
C7K | Q7C | |
発売 | 2025年5月 | 2025年4月 |
スピーカー | Bang & Olufsen | ONKYO |
価格 (65v型) ※25年5月7日時点 | 26万8,000円〜 | 16万9,800円〜 |
ちなみにC7Kは、一足早い4月に発売されたネット通販限定モデル、Q7Cとほぼ同じ機種になるようです。
オリチャンネルさんの動画によると、C7KとQ7Cは、画質面のスペックは同じようで、Q7CにもHVAパネルが採用されています。
異なるのはスピーカーで、C7KはBang & Olufsen製、Q7CはONKYO製、となっていて、スピーカー性能はC7Kのほうが上のようです。
2025年5月7日時点の、65インチの価格は、C7Kは26万8,000円〜、Q7Cは16万9,800円〜となっていて、10万円近く安いQ7Cのコスパが圧倒的に良いです。
サウンドバーを繋いでいる勢からすれば、スピーカーの違いは関係ないため、安いQ7Cを選ぶのが賢いと言えます。
▼「TCL Q7C 65インチ」はこちら
最後に
今回は、『【新型】TCL C7Kが発表!ハイセンスU8Rとも比較【2025年モデル】』についてご紹介しました。
このように、C7Kは、ハレーション制御、ピーク輝度3000nits、HVAパネルが進化ポイントとなります。
果たして、TCL C7Kはどれくらい強いマシンに仕上がっているのか、ハイセンス U8Rと比べてどうなのか、発売が楽しみですね。