【新型】レグザ X9900RとX9900Nの違い5選!旧型から何が変わった?【2025年モデル】

レグザの2025年モデルのフラッグシップ有機ELテレビ、X9900Rが発表されました。
X9900Rは、旧型の2024年モデルX9900Nから、
- RGB4スタック有機ELパネル
- 低反射ARコート
- AIシーン高画質PRO
- レグザAIボイスナビゲーター
- リモコン
の5つが変わっていて、2025年5月23日より発売されます。
【新型】レグザ X9900RとX9900Nの違い5選!旧型から何が変わった【2025年モデル】
違い1. RGB4スタック有機ELパネル
1つ目の違いは、RGB4スタック有機ELパネルで、新しく有機EL発光層を4層にしたことで、輝度が従来比約1.3倍に向上し、色域が約1.1倍に拡大しています。
AV Watchの情報によると、パネルはLGディスプレイが開発した第4世代有機ELパネルを採用していて、RGB4スタックを搭載したテレビは、国内ではレグザが初となるようです。
ざっくりと明るさが1.3倍、鮮やかさが1.1倍となるため、X9900Rはより高輝度・広色域を実現していることになり、他社の有機ELテレビと比べてもトップクラスの画質になっていることに期待できます。
違い2. 低反射ARコート
2つ目の違いは、低反射ARコートで、新開発低反射ARコートの採用により、外光の映り込みを約3割低減しています。
有機ELテレビは、太陽光や照明が画面に映り込みやすいのが欠点ですが、X9900Rでは、映り込みがより少なくなり、画面が見やすくなっているようです。
違い3. AIシーン高画質PRO
3つ目の違いは、AIシーン高画質PROで、新しくライブシーン高画質が追加され、音楽ライブ映像のハイライトでの顔の潰れを軽減したり、引きのシーンの精細感をアップすることで、より高画質に処理されるようです。
旧機種のX9900Nでも、夜景、花火/星空、リング競技、サッカー/ゴルフ、などに対応していましたが、X9900Rでは新しく、ライブシーンが追加されました。
とは言っても、映像エンジンに関しては、わずかな進化に留まっているため、マイナーチェンジと言えます。
違い4. レグザAIボイスナビゲーター
4つ目の違いは、レグザAIボイスナビゲーターで、Google Geminiの生成AIを使って会話をし、テレビで見たいコンテンツを探してくれるようです。
レグザAIボイスナビゲーターは、2025年モデルのレグザが推しているメイン機能で、録画番組はもちろん、YouTubeなどのネット動画からも、オススメのコンテンツを探してくれるようです。
ちなみに、ChatGPTではなくGeminiを選んだ理由としては、より最新のネット情報に詳しく、YouTubeのコンテンツにも強いため、だそうです。
違い5. リモコン
5つ目の違いは、リモコンで、基本は旧型と同じですが、若干の変更が加えられています。
主な違いは、
- 入力切り替えがMy Choiceに
- My ChoiceがNet-VISIONに
- レグザナビが番組ガイドに
- 入力切替/ホーム/設定が十字キーの下部に移動
- ボイスボタンが大きく
- まるごとch/レグザナビ/サブメニューの廃止
といった感じです。
ボイスボタンが大きくなったのは、新機能のレグザAIボイスナビゲーターを使いやすくするため、だと思います。
入力切替/ホーム/設定が十字キーの下部に移動したのは、従来のリモコンに慣れていると、戸惑いがあるかもしれません。
特に、入力切替はリモコンの右上か左上になっているのが定番のため、どこにあるねん、と迷う可能性があります。
まるごとch/レグザナビ/サブメニューの3つのボタンが廃止されている点にも注意が必要です。
HDMI 2.1は2個のまま
X9900RのHDMI 2.1は、従来と同じ2個のままで、4個のうちの残りの2個は2.0となっています。
これはガッカリ仕様ですが、Switch 2のTVモードが4K 60fpsまでと発表されたので、HDMI 2.1はPS5とPCの2台が繋げれば十分足りる、とも言えます。
SoCは不明
X9900RのSoCは旧型から据え置きなのか、それとも世代が上がって高速化しているかどうかは不明です。
海外のハイセンスは、今年のモデルからSoCが新しくなり、CPUが1.6倍、GPUが2.2倍高速になったようですが、レグザにもそれが採用されているかどうかは分かりません。
参考: ハイセンス、ULED MiniLED U7シリーズの新型テレビを発表、ゲームとスポーツの体験をさらなる高みへ | Hisenseのプレスリリース | 共同通信PRワイヤー
海外のハイセンスは、SoCの刷新にともなって、リフレッシュレートも最大165Hzに向上しているのですが、レグザ X9900Rは144Hzのままのため、おそらく去年と同じSoCだと予想します。
最近はテレビで動画を見る人が激増しているため、SoCがどの世代のものなのか、どのくらい高速なのかは、テレビを選ぶ上でかなり重要になってきます。
SoCの情報は、実際にX9900Rが発売されるのを待つしかなさそうです。
注目はRGB4スタック有機ELパネルと低反射ARコート
今年のレグザは、レグザAIボイスナビゲーターを全面にプッシュしていますが、それがどの程度便利なのか、実際に日常的に使う機能なのかどうかは、まだ分かりません。
しかしながら、画質面に注目すると、RGB4スタック有機ELパネルと低反射ARコートの、この2点が目玉機能となることは間違いありません。
特にRGB4スタック有機ELパネルは、レグザ X9900Rが国内で初めて採用される機種となるため、画質面で他社を圧倒することに期待できます。
▼旧機種の「X9900N 55インチ」はこちら
最後に
今回は、『【新型】レグザ X9900RとX9900Nの違い5選!旧型から何が変わった?【2025年モデル】』についてご紹介しました。
このように、X9900Rは、旧型の2024年モデルX9900Nから、
- RGB4スタック有機ELパネル
- 低反射ARコート
- AIシーン高画質PRO
- レグザAIボイスナビゲーター
- リモコン
の5つが変わっていて、2025年5月23日より発売されます。
果たして、レグザ X9900Rはどのような機種に仕上がっているのか、発売が楽しみですね。