【新型】ハイセンス U8Rが発表!バックライト/パネル/エンジンが最強レベルに【2025年モデル】

ハイセンスの2025年モデルの液晶テレビ、U8Rが発表されました。

U8Rは、バックライト、パネル、映像エンジンが大幅にアップグレードしており、フラッグシップに匹敵する最強レベルへと進化しています。

新型のU8Rは、旧型のU8Nからどう変わったのか、合わせて見ていきましょう。

【新型】ハイセンス U8Rが発表!バックライト/パネル/エンジンが最強レベルに【2025年モデル】

Mini-LED PRO

U8RU8N
バックライトMini-LED PROMini-LED
ピーク輝度2,000nit
U8Nから67%向上
不明
(約1,197nit)
分割数85V型で2940
65V型でU8Nの4倍以上
不明

U8Rのバックライトには、新しくMini-LED PROが採用されていて、これは従来のMini-LEDから、さらに輝度と分割数を向上させたものです。

オリチャンネルの情報では、ピーク輝度は2,000nitとなっていて、U8Nから67%向上、分割数は85インチで2940、公式サイトの情報では、65インチでU8Nの4倍以上の分割数となっているようです。

このことから分かるのは、輝度も分割数もU8Nから大幅にアップグレードされていて、これだけでハイエンドレベルであることが分かります。

Mini-LEDテレビは、明るさと分割数が増えることで、よりコントラストが向上するため、U8Rのコントラストはかなり高くなっていることに期待できます。

低反射広視野角パネルPRO

U8RU8N
液晶パネル広視野角パネルPRO
ADS Pro
広視野角パネル
ADS
DCI-P393%不明
PANTONE認証ありなし
低反射フィルム対応対応
広視野角シートPRO対応非対応

U8Rのパネルには、新しく低反射広視野角パネルPROと呼ばれるものが採用されていて、これはバックライトと量子ドットの上に、液晶パネル、広視野角シートと低反射フィルムが折り重なったものです。

液晶パネルはU8Nの広視野角パネルADSから、U8Rは広視野角パネルPRO ADS Proへ、アップグレードしています。

ADS ProはADSの完全上位互換で、色域もコントラストもより高く、これまではU9シリーズにのみ採用されてきましたが、今回U8シリーズでも初採用となります。

U8RのDCI-P3は93%となり、色が正確に表示できることを認める、PANTONE認証を得ています。

液晶パネルの上に貼られている低反射フィルムは、U8Nから引き続き採用されていて、U7Hとの比較で反射を50%低減しています。

U8Rでは新しく広視野角シートPROに対応し、U8Nとの比較で光漏れを90%以上抑えることができるようです。

Mini-LEDテレビの欠点として、光漏れが発生しやすいという問題がありましたが、この広視野角シートPROで対策しているようです。

U8Rでは、液晶パネルのADS Proの上から、低反射フィルムと広視野角シートPROを重ねることで、鮮やかで低反射で広視野角の液晶パネルを作り上げていて、間違いなくハイエンドレベルに向上しています。

HI-VIEW AIエンジンPRO

U8RU8N
エンジンHI-VIEW AIエンジンPROHI-VIEWエンジンII
美肌AI 美肌リアリティーPRO美肌リアリティーPro
アプコンAI 4Kアップコンバート不明
HDRAI HDRアップコンバート不明
倍速AI クリアモーションPROクリアモーションPro
ジャダーAI フレームジャダー低減フレームジャダー低減
バンディングAI バンディングノイズ低減バンディングノイズ制御

U8Rは、新しくHI-VIEW AIエンジンPROが搭載されています。

主な新機能として、

  • AI 美肌リアリティーPRO
  • AI 4Kアップコンバート
  • AI HDRアップコンバート
  • AI クリアモーションPRO
  • AI フレームジャダー低減
  • AI バンディングノイズ低減

などがあります。

今回もレグザと共同開発となっていて、最新AIエンジンを搭載しています。

165Hzには非対応

ハイセンスの海外モデルは、今年から165Hzに対応していますが、日本版は144Hzのままです。

また、海外版ではSoCが高速化していますが、日本版も新しくなっているのかどうかは不明です。

この辺りのアップデートは、来年に持ち越された可能性もあります。

参考: ハイセンス、ULED MiniLED U7シリーズの新型テレビを発表、ゲームとスポーツの体験をさらなる高みへ | Hisenseのプレスリリース | 共同通信PRワイヤー

フラッグシップに匹敵するレベル?

これまでのU8シリーズは、松竹梅の竹に位置するミドルクラスで、70点くらいの画質と低価格という、コスパの良さでヒットしているモデルでした。

それが新しいU8Rでは、妥協が一切なくなり、フラッグシップレベルの、80点以上の画質にアップグレードされています。

実際にAV Watchの記事には、

「去年のフラッグシップ(U9N)で構えていたところ(スペック)とほとんど近いものを投入できている」(ハイセンス担当者)

と記載されており、価格だけでなく画質でも、他社をぶっ倒せるレベルに仕上げてきたようです。

まさに今年のハイセンスは、かなり本気を出してきた、という印象で、同じくAV Watchの記事には、

2025年はシェア20%、国内シェア第2位を目指し着々と準備を進めている

と副社長がコメントしており、強敵であるシャープに勝ちに来ているようです。

参考: ハイセンス、“去年のフラッグシップ並み”高画質×高音質の4KミニLEDテレビ「U8R」 – AV Watch

値段はどうなる!?

U8RU8N
価格 (発売前)50V型 16万8,000円前後
55V型 19万8,000円前後
65V型 23万8,000円前後
75V型 29万8,000円前後
85V型 44万8,000円前後
100V型 89万8,000円前後
55V型 17万円前後
65V型 20万円前後
75V型 28万円前後
85V型 36万円前後

ここで心配なのは、従来のU8シリーズよりも値段が高くなってしまうのではないか、ということですが、値上げはわずかに抑えられています。

発売前の時点で発表されている価格では、65インチが去年より3〜4万円程度高くなっていますが、バックライトとパネルの大幅な向上を考慮すれば、よく頑張ったと思います。

発売からしばらくは、65インチで20万前後で推移することが予想され、その後は10万円台後半まで落ちてくると思います。

従来のU8シリーズの傾向から見れば、発売後すぐに値段が下がるため、焦らずに購入時期を見定めるのが良いと思います。

もしも今すぐ買いたいのであれば、型落ちで安くなっている旧型のU8Nを狙うのも大いにアリです。

値段は少し高くなりましたが、フラッグシップレベルに上がっていることを考えれば、安く抑えられていると思います。

▼新型の「U8R 65インチ」はこちら

▼旧型の「U8N 65インチ」はこちら

最後に

今回は、『【新型】ハイセンス U8Rが発表!バックライト/パネル/エンジンが最強レベルに【2025年モデル】』についてご紹介しました。

このように、U8Rは、バックライト、パネル、映像エンジンが大幅にアップグレードしており、フラッグシップに匹敵する最強レベルへと進化しています。

果たして、ハイセンス U8Rは、どのような製品に仕上がっているのか、発売が楽しみですね。

動画はこちら: