【2024年最新】日本のテレビシェアは1位レグザ、2位シャープ!3位以降は大荒れ【ハイセンスは?】

2024年1〜12月の、日本のテレビ市場シェアランキングが発表されました。
BCNによると、
- TVS レグザ (25.4%)
- シャープ (20.6%)
- ハイセンス (15.7%)
- TCL (9.7%)
- ソニー (9.6%)
- パナソニック (8.8%)
という、大荒れの展開となっています(参考: ハイセンスやTCLなど中国系テレビ、日本国内シェア初の5割超 安値で若者に浸透 – 日本経済新聞)。
▲「レグザ V35N 32インチ」はこちら
▲「シャープ EF1 32インチ」はこちら
▲「ハイセンス A4N 32インチ」はこちら
【2024年最新】日本のテレビシェアは1位レグザ、2位シャープ!3位以降は大荒れ【ハイセンスは?】
1位レグザ2位シャープは例年通り
2024(年間) | 2023(年間) | 増減 | |
TVS レグザ | 25.4% | 24.9% | +0.5% |
シャープ | 20.6% | 22.3% | -1.7% |
まず、1位のTVS レグザ、2位のシャープは例年通りで、2022年以降3年連続で不動の2トップとなっています。
1位のTVS レグザは、前年から0.5%シェアを伸ばし、2位のシャープは、前年から1.7%シェアを落としています。
シャープは2021年までは首位でしたが、猛追するレグザに追い抜かれ、2024年は4.8%の差を開ける結果となりました。
シャープは、市場シェア20%割れが見えて来ており、背後には猛追するハイセンスが迫って来ています。
3位ハイセンスはシェアを伸ばす
2024(年間) | 2023(年間) | 増減 | |
ハイセンス | 15.7% | 12.7% | +3% |
3位のハイセンスは、2023年から2年連続で3位となり、シェアは前年から3%増と、急成長中のテレビメーカーとなっています。
2024年のハイセンスのヒット商品には、HD/フルHDテレビのA4N、4KエントリーのE6K、量子ドット/miniLED搭載のU8Nなどがありました。
いずれも他社と比べて一回り安く、画質や性能も遜色がないことから、売れまくりました。
このペースで成長すれば、2026年頃にはシャープを抜いて2位になる可能性も十分にあるため、今後が楽しみなメーカーとなります。
TCLは初の4位
2024(年間) | 2023(年間) | 増減 | |
TCL | 9.7% | 8.7% | +1% |
最も面白い展開だったのは、4位にTCLが初めてランクインしたことで、シェアは前年から1%増加しています。
TCLのヒット商品には、Google TV搭載のフルHDテレビS5400などがあります。
正直に言うと、TCLは日本ではそこまでメジャーではない印象だったため、4位に入ってきたことに驚いています。
TCLは海外ではサムスン、ハイセンスに次いで3位のため、今後も成長が予想されます。
パナソニーは大丈夫なのか?
2024(年間) | 2023(年間) | 増減 | |
ソニー | 9.6% | 11.2% | -1.6% |
パナソニック | 8.8% | 10.2% | -1.4% |
衝撃的だったのが、5位のソニーと、6位のパナソニックで、ソニーは前年から1.6%減少、パナは1.4%の減少となりました。
どちらもシェア10%を切っていて、TCLに抜かれてしまったことからも、緊急事態であると言えます。
パナソニーはどちらも高価格帯に力を入れているものの、昨今の物価高の影響をモロに受け、より安価に買えるレグザ、シャープ、ハイセンス、TCLの四社に客を奪われていると考えられます。
特にレグザとシャープは、HD/フルHDテレビや、4Kエントリーモデルの販売にも力を入れていることから、テレビに金をかけたくないけど日本メーカーが良い、というユーザー層を根こそぎ持っていかれている模様です。
いずれにせよ、パナソニーは早く手を打たないと、今後テレビ市場で生き残っていくのがかなり難しいと言えます。
2025年のシェア予想
[※予想] 2025(年間) | 2024(年間) | |
TVS レグザ | 25.9% | 25.4% |
シャープ | 18.9% | 20.6% |
ハイセンス | 18.7% | 15.7% |
TCL | 10.7% | 9.7% |
ソニー | 8% | 9.6% |
パナソニック | 7.4% | 8.8% |
2025年のテレビ市場シェアはどうなっていくのか予想してみると、TVS レグザ 25.9%、シャープ 18.9%、ハイセンス 18.7%、TCL 10.7%、ソニー 8%、パナソニック 7.4%、となります。
これはあくまでも、前年からの成長率をそのまま当てはめてみた単純な予想となります。
概ねの予想としては、レグザはほぼ横ばい、シャープはやや停滞、ハイセンスは急成長、TCLは成長、ソニーは減少、パナは減少、といった感じです。
共通して言えることは、今後は中華メーカーが伸びてくることで、海外でも似たような状況になっています。
最近では、フナイが破産してしまったりと、日本のテレビメーカーは今後ますます大変になりそうですね。
▼「レグザ M550M 50インチ」はこちら
▼「シャープ FL1 50インチ」はこちら
▼「ハイセンス E6K 50インチ」はこちら
最後に
今回は、『【2024年最新】日本のテレビシェアは1位レグザ、2位シャープ!3位以降は大荒れ【ハイセンスは?】』についてご紹介しました。
2024年1〜12月の、日本のテレビ市場シェアランキングは、レグザ、シャープ、ハイセンス、TCL、ソニー、パナの順になっています。
果たして、2025年のテレビシェアはどうなるのか、楽しみですね。