「Fire TV Stick 4K Max 第2世代」VS「Apple TV 4K 第3世代」!どっちが良いか7項目で比較
Fire TVとApple TVは何が違っていて、どちらがいいのかを調べるために、両方を買ってみました。
今回用意したのは、「Fire TV Stick 4K Max 第2世代」と「Apple TV 4K 第3世代」で、7つの項目で比較して、結局どっちがいいのか、という結論を出します。
そんなわけで今回は、「Fire TV VS Apple TV」について見ていきましょう。
▲「Fire TV Stick 4K Max 第2世代」はこちら
▲「Apple TV 4K 第3世代 Wi-Fiモデル」はこちら
「Fire TV Stick 4K Max 第2世代」VS「Apple TV 4K 第3世代」!どっちが良いか9項目で比較
Fire TV Max 2 | Apple TV 4K 3 | |
価格 | 9,980円 ✔︎ | 19,800円〜 |
SoC/RAM | MT8696T/2GB | A15/4GB ✔︎ |
TVer | 対応 ✔︎ | 非対応 |
対応アプリ数 | 多い ✔︎ | 少ない |
自由度 | 高い ✔︎ | 一部制限 |
UI/UX | ゴチャゴチャ バグあり | シンプル バグ少 ✔︎ |
アップル製品との連携 | サードアプリで一部対応 | 多い ✔︎ |
比較1. 価格
1つ目の比較は「価格」で、これはFire TVの圧勝となります。
Fire TV Max 2の定価は9,980円で、Apple TV 4K 3の定価は19,800円のため、2倍に近い価格差があります。
さらに、Fire TV Max 2は、Amazonのタイムセールで6,980円くらいになるので、こっちが圧倒的に安いです。
比較2. SoC/RAM
2つ目の比較は「SoC/RAM」で、これはApple TVの圧勝となります。
Apple TV 4K 3のA15とRAM 4GBというのは、意味が分からないくらい高スペックです。
iPhone 13とiPad mini 5が同じA15/RAM 4GBの構成なので、普通にスマホとかタブレットと同じレベルということになります。
もはやテレビ向けにそこまでのスペックは必要ないと突っ込まれそうですが、性能は高ければ高いほどいいのは間違いないと思います。
Fire TV Max 2のMT8696T/RAM 2GBも、テレビ向けデバイスとしては十分良いスペックなので、動作が重すぎて困ることもないと思います。
比較3. TVer
3つ目の比較は「TVer」で、これはApple TVは非対応なので、Fire TVの不戦勝となります。
TVerはYouTubeの次くらいに利用者の多いサービスなので、Apple TVがこれに非対応なのはかなり痛いです。
どうやらApple TVは、「対応しない」というより、「対応できない」と考えたほうが自然です。
おそらくTVerが採用している広告システムが、tvOSで動かないとか、そんな理由だと思います。
そのため、「TVerが見たい」という場合は、Fire TVを選びましょう。
比較4. 対応アプリ数
4つ目の比較は「対応アプリ数」で、これはFire TVの圧勝となります。
Fire TVは、日本のコネクテッドTVの市場では圧倒的なシェアを持っているため、Fire TVで使えないアプリはない、というくらい対応率が高いです。
Apple TVは、YouTube、ネトフリ、アマプラ、ディズプラ、Apple TV+などの、アメリカ製のアプリは揃っていますが、日本のアプリの対応率が低いです。
例えば、先ほどのTVerに加えて、dアニメストア、DMM TV、Lemino、NHKオンデマンドなどは、Apple TVに対応していません。
比較5. 自由度
5つ目の比較は「自由度」で、これもFire TVの勝利となります。
Apple TVのABEMAなどでは、一部コンテンツが制限つきで視聴できなくなっています。
おそらく、広告システムがApple TVで使えないことが規制の原因だと思われます。
Fire TVにはそういった制限はないですし、なんなら開発者オプションをいじって、やりたい放題することもできます。
非公式ですが、Fire TVには広告ブロッカーを入れることも可能です。
比較6. UI/UX
6つ目の比較は「UI/UX」で、これはApple TVがシンプルで洗練されています。
Fire TVはホーム画面に「あなたにオススメ」と「スポンサー」という、誰も望んでいない汚い画面が出てくるのですが、オフにすることができません。
また、Fire TVにはちょいちょいバグがあって、アプリを開いたら画面が真っ暗になったり、ホーム画面が拡大されてはみ出したりといったことが、実際にありました。
Apple TVのUIは、シンプルで無駄がなく、広告やオススメなどの汚いものが出ません。
字幕に関しても、Apple TVが日本語フォントに対応していて見やすいです。
Netflixなどのアプリも、一見するとFire TVと同じに見えますが、なぜかApple TVのほうが文字と画像が鮮明で、UIが綺麗です。
比較7. アップル製品との連携
7つ目の比較は「アップル製品との連携」で、これは当然ながらApple TVが強いです。
初期設定やアカウントのサインインを、iPhoneを使って簡単にできますし、iPhone/iPad/MacからのAirPlay 2にも対応しています。
AirPodsの接続も、ペアリング不要でシームレスに繋げるのはかなり便利です。
Apple Musicも、Apple TVでは、ロスレス、ドルビーアトモスでの再生に対応しています。
あとは、Apple TVアプリの映画を購入した時に、特典映像のiTunes Extrasが見れるというメリットもあります。
Fire TVの優れている点
Fire TVの優れている点は、圧倒的なコストパフォーマンスと、対応するアプリの数です。
上位モデルのFire TV Stick 4K Max 第2世代でも定価9,980円と、1万円を下回るため、Apple TV 4K 第3世代の半額近い値段で買うことができます。
また、Fire TVは日本のコネクテッドTV市場で、おそらく最もシェアが多いため、必然的に対応アプリの数も最も多くなっています。
そのため、とりあえずFire TVにしておけば、テレビ向けで使えないアプリはまずないと思います。
Fire TVの欠点としては、ホーム画面が汚いことで、「あなたにオススメ」と「スポンサー」がかなりウザいです。
Apple TVの優れている点
Apple TVの優れている点は、洗練されたUIと、Appleシリコン搭載の高スペック、そしてアップル製品同士の連携にあります。
Apple TV 4K 第3世代には、A15という、いったいいつ使うんだ、というくらいの高スペックのSoCが搭載されていて、RAMも4GBも載っています。
これだけ高スペックであれば、処理能力の重さで困ることはまずありません。
一応、高すぎるスペックを活かせそうな、Apple TV用のゲームアプリもあるのですが、iPhone/iPadに比べると数はかなり少なく、原神などの人気ゲームはありません。
Apple TVの唯一であり最大の欠点は、TVerが使えないことです。
このスペックでTVerが使えたらかなり快適だと思う分、残念です。
結論:
結論としては、「TVerが見たくてコスパ重視」ならFire TV、「TVerは見ないアップルユーザー」ならApple TVがおすすめになります。
Apple TVは、さすがアップルと言えるような、UIが良くできた製品ですが、人気アプリのTVerに対応していないのがクソです。
これは逆に言えば、「TVerは見ない」という人であれば、Apple TVを選択しても困らないとも言えます。
また、アップル製品のユーザーであれば、AirPodsなどを簡単に接続できるメリットもあります。
Fire TVは、価格が安くて対応アプリの数も多いので、万人にオススメできる製品となります。
実際に、Fire TVを使っている人があなたの周りにもいると思うので、それくらい普及率が高い製品です。
ですが、Fire TVは安い代わりに、ホーム画面に出てくるおすすめと広告がクソなので、これが見たくないならApple TVを選ぶ道もあります。
このように、「TVerが見たくてコスパ重視」ならFire TV、「TVerは見ないアップルユーザー」ならApple TVがおすすめになります。
▼「Apple TV 4K 第3世代 Wi-Fiモデル」はこちら
▼「Fire TV Stick 4K Max 第2世代」はこちら
▼「LG OLED A1 48インチ」はこちら:
最後に
今回は、『「Fire TV Stick 4K Max 第2世代」VS「Apple TV 4K 第3世代」!どっちが良いか7項目で比較』についてご紹介しました。
このように、Fire TVもApple TVも一長一短なので、あなたに合ったほうを選ぶのが正解で、ちなみに私はApple TVを使っています。
皆さんも、Fire TVか、Apple TVか、どちらかを選んで快適に活用しましょう。