TVerとFODの見逃し配信がテレビ端末に対応!解禁の流れ?

民法公式テレビポータルの「TVer (ティーバー)」とフジテレビの動画配信サービス「FOD (フジテレビオンデマンド)」は、2019年4月15日にテレビ端末での無料の見逃し配信に対応しました(参考: AmazonのFire TVで「TVer」が視聴可能に。BRAVIAのAndroid TV機も「FOD見逃し無料」がAndroid TVやFire TV対応。30番組をTVの大画面で)。

TVerとFODの無料見逃し配信は、2019年4月15日時点ではソニーのAndroid TVとアマゾンのFire TVに対応しているようです。

これまでTVerはスマホ、タブレット、PC向けにしか提供されていなかったのと、FODはテレビ端末に提供されていたものの、有料のサービスしか利用できなかったので、今回初めてテレビ端末での無料見逃し配信の対応となります。

果たして、今後は地上波の見逃し配信がテレビ端末にも解禁されていく流れなのでしょうか。

TVerとFODの見逃し配信がテレビ端末に対応

今回、「TVer」と「FOD」の無料見逃し配信が初めてテレビ端末に対応しました。

TVerは2018年3月頃にテレビ端末向けの実験を行なっていましたが、今回正式にリリースされたようです。

では、一体なぜ今までテレビ端末に非対応だった見逃し配信が、2019年4月になって対応したのかという疑問ですが、おそらく2019年3月の放送法の改正が関係しているかもしれません(確証はありませんが)。

放送法の改正では、NHKがネット同時配信に参入することばかりが取り上げられていますが、実はテレビ端末向けの無料見逃し配信の解禁も含まれていたのかもしれません(分かりませんが)。

というのも、テレビ端末で無料の見逃し配信を流して良かったのであれば、もっと早い段階でTVerやFODの無料見逃し配信が対応していても良かったはずなのです(TVerが始まったのは2015年)。

しかし、2019年4月の今頃になって対応したのは、やはり何かしらの規制があったからと思われます(単にやる気がなかったのかもしれませんが)。

とにかく、今回のTVerとFODの無料見逃し配信のテレビ端末対応によって、今後はさらに地上波コンテンツのネット対応が進んでいくことになると思います。

Apple TVや他のスマートテレビにも対応する?

2019年4月15日時点では、TVerとFODの無料見逃し配信に対応するテレビ端末は、ソニーの「Android TV」とアマゾンの「Fire TV」のみとなっています。

そのため、現状ではApple TVChromecast、パナソニック、LG、ハイセンスなどのスマートテレビ、PS4やニンテンドースイッチなどのゲーム機には対応していません

とは言っても、まず手始めにAndroid TVと、AndoridベースのFire TVに対応しただけだと思うので、今後はApple TVやスマートテレビなどのデバイスにも対応していくと思います。

テレビ局としては、地上波のコンテンツをより多く見てもらって広告費を得ることが目的なので、幅広いでデバイスに積極的に対応していくでしょう。

また、TVerとFODだけでなく、「GYAO!(ギャオ)」や「Dlife(ディーライフ)」といった他の見逃し配信のサービスも、今後はテレビ端末に対応していく可能性が高いです。

▼TCLのAndroid TVはこちら

最後に

今回は、『TVerとFODの見逃し配信がテレビ端末に対応!解禁の流れ?』についてご紹介しました。

このように、TVerとFODの無料見逃し配信がテレビ端末に向けて解禁されたので、今後はさまざまな見逃し配信サービスがテレビ端末で見れるようになっていくのでしょうか。

かつてテレビはテレビ放送を見るためのものでしたが、今後はテレビでネット配信を見る時間の方が長くなっていくことは間違いなさそうです。

テレビコンテンツとインターネットのあり方が今後どうなっていくのか、目が離せませんね。