あらゆるSNSは最終的にYouTubeに集約されるかもしれない3つの理由!

近年は「Instagram (インスタグラム)」、「Twitter (ツイッター)」、「Facebook (フェイスブック)」、「TikTok (ティックトック)」、「Snapchat (スナップチャット)」といったさまざまな「SNS (ソーシャル・ネットワーキング・サービス)」が登場し人気を集めています。

実はこのSNS自体は2000年代から存在していて、当時は日本では「mixi」、「モバゲー」、「グリー」、アメリカでは「Myspace (マイスペース)」などが人気を集めていましたが、今ではほとんど使っている人はいません

このように、SNSは栄枯盛衰が非常に激しく、昨日まで王者だったサービスも明日にはどうなっているか分からないような世界なのです。

では、2018年現在人気を集めているインスタ、ツイッター、フェイスブック、ティックトック、スナチャといったSNSたちがこれから先どうなっていくのかというのが気になるところだと思います。

結論としては、おそらく最終的にこういったSNSはYouTubeに集約されるのではないかと思います。

そんなわけで今回は、「あらゆるSNSは最終的にYouTubeに集約されるかもしれない3つの理由」について見ていきましょう。

あらゆるSNSは最終的にYouTubeに集約されるかもしれない3つの理由

1. YouTubeに動画も写真もテキストもストーリーも投稿できる

1つ目のあらゆるSNSは最終的にYouTubeに集約されるかもしれない理由は、「YouTubeに動画も写真もテキストもストーリーも投稿できる」です。

YouTubeは動画投稿サービスとして人気を集めてきましたが、実は2017年に「コミュニティ」の機能が追加されて、写真やテキストの投稿もできるようになりました(18年11月現在閲覧はスマホアプリとPCからのみ)。

これまでは写真やテキストを使った投稿を行いたいYouTubeユーザーは、ツイッターやインスタといった他のSNSを使う必要があったのですが、今ではYouTube内で完結できるようになっています。

更に、スナップチャットやインスタで人気の「ストーリー (Stories)」と似たような「Reels」の機能にも対応しました(参考: YouTubeも「ストーリー」のような機能「Reels」を「コミュニティ」に追加)。

これによって、写真やテキストの投稿だけでなくストーリーの投稿もYouTube内でできるので、他のSNSは徐々に無くても困らないようになってきています。

もちろん、すぐに他のSNSからYouTubeに引っ越しするようなことはないと思いますが、これから数年かけてじわじわとYouTubeでの写真やテキスト、ストーリーの利用が増えていくのではないでしょうか。

2. 人類は動画を見るのが好き

2つ目のあらゆるSNSは最終的にYouTubeに集約されるかもしれない理由は、「人類は動画を見るのが好き」です。

人類の動画の歴史を振り返ると、映画が登場した1900年代頃から、1930年代頃のテレビ、1970年代頃のVHS、そして2000年代に始まったネット動画と、100年以上の間かたちを変えながら動画視聴は人類の生活の一部として根付いてきました。

そのため、少なくともあと10〜20年程度では人類が動画の視聴をやめるということはまずありませんし、YouTubeもPC、スマホ、タブレット、テレビなどから「VR (ヴァーチャル・リアリティ)」などの新しいプラットホームにかたちを変えながら存続していくことになると思います。

逆に、ティックトックやスナチャのようなサービスは人類の生活の一部として定着することはなくVineやSnowのようにブームの終焉とともに終わっていくことになる可能性が高いです。

フェイスブックに至っては、プライバシー問題なども相まって欧米・日本の若いユーザーの利用減少が目立ってきていますし、ツイッターやインスタが10〜20年後も変わらずに使い続けられているかどうかは微妙なところです。

さらに、YouTubeでは音楽の視聴も可能で、こちらも動画の視聴同様にレコードの普及が始まった1940年代頃から70年以上続く人類の生活の一部なので、あと10〜20年程度でなくなるということはまずないでしょう。

3. 収益化できる

3つ目のあらゆるSNSは最終的にYouTubeに集約されるかもしれない理由は、「収益化できる」です。

YouTubeが他のSNSと決定的に違っていて、かつ圧倒的に優れている点は、やはり収益化が可能であるということだと思います。

例えばインスタやツイッターでフォロワー100万人を獲得するほど人気になったとしても、写真の投稿やツイートだけでは¥1も稼ぐことはできません(スポンサーからオファーがあれば別ですが)。

しかしながら、YouTubeでチャンネル登録100万人となるとかなり高い収益が見込め、YouTubeの報酬だけで生活していくことが余裕で可能になります(動画の再生数にもよりますが)。

まさに、YouTubeで成功してリッチになることは、現代のインターネットドリームと言っても過言ではないほどです。

そのため、「ネットで有名になりたい」、「ネットで稼ぎたい」と思うなら、インスタやツイッターでちまちま投稿するよりも、はじめからYouTubeで数字を取りに行った方が現実的です。

このように、「YouTubeは収益化ができる」ということが投稿する側にとって最大の動力源となるので、今後はますますYouTubeに投稿する人が増え、そしてYouTubeを見る人の数も増えつづけることになるでしょう。

そして収益化できないティックトックやスナチャ、フェイスブック、ツイッター、インスタなどのSNSは、ブームの終了とともに徐々に飽きられて忘れられていくかもしれません。

とどのつまりは、人を動かすのはお金であって、これが資本主義ということなのでしょうか。

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最後に

今回は、『あらゆるSNSは最終的にYouTubeに集約されるかもしれない3つの理由!』についてご紹介しました。

もちろん、インターネットの世界は何が起こるか分からないので、今後YouTubeよりも画期的なサービスが登場してYouTubeが一気に衰退する可能性もゼロではありません

ただ、現在の主流のインスタ、ツイッター、フェイスブック、ティックトック、スナチャなどのSNSと比べると、YouTubeの生存率は圧倒的に高いと思います。

ちなみに、他のSNSの生存率の高さを考えると、インスタはまだまだユーザー数が伸びているので今後の成長に期待できます。ティックトックとスナチャは一過性のものなので10年後には消えている可能性が高いです。

危ういのはツイッターとフェイスブックで、ツイッターは日本以外ではユーザー数が伸びておらず今後の存続が微妙なところで、フェイスブックは途上国で伸びていますが先進国のユーザー数が減少しており、こちらも今後が怪しいです。

SNSというのものがこれから先の10〜20年でどう変わっていくのか、目が離せませんね。