黒塗り(ブラックフェイス)は人種差別になるorならない理由を表にまとめてみた

2017年末に放送された、日本テレビの「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」にて、浜田雅功さんが顔を黒く塗る、いわゆる黒塗り(ブラックフェイス)の演出をしたことが、イギリスのBBCニュース(参考: Japanese TV show featuring blackface actor sparks anger)、アメリカのNewYork Times(参考: Japanese Comedian Who Used Blackface Comes Under Fire Online)において報道されました。

この件をめぐって、日本のネットでは、黒塗り(ブラックフェイス)は差別になる派と、差別にならない派の意見が真っ二つに別れています。

そこで今回は、ネットで挙げられている「黒塗り(ブラックフェイス)は人種差別になるのか、ならないのかという理由」を表にまとめてみました。

今回はネットの意見をまとめるだけなので、どちらが正しいのかといった考えは皆さんの判断に委ねます

黒塗り(ブラックフェイス)は人種差別になる理由、ならない理由

まず、黒塗り(ブラックフェイス)は人種差別になる理由としては、ブラックフェイスという文化が白人の娯楽として発祥し、1960年代の「公民権運動」によって反対されて事実上廃止になり、それ以降はタブーとして認識されているからという歴史的な見解に基づいたものです。

対して、黒塗り(ブラックフェイス)は人種差別にならない理由としては、差別って言う人が差別だから、白人の真似をしても問題ないのに黒人の真似をしたら差別になるのはおかしい、他にもやっている人(ノッチのオバマなど)がいるのに浜ちゃんだけ言われるのはおかしい、黒塗りを禁止したら今後おもしろい番組が作れなくなるからといったものです。

おそらく、同様の議論は1960年代の公民権運動の際に、黒人と白人の間でもなされたと思います。

当時ブラックフェイスの舞台ショーをやっていた白人の人たちも、「差別って言う方が差別だ」、「ブラックフェイスを禁止したら今後おもしろいショーが作れなくなる」と主張したと思います。

そして、50年前の結論としては、ブラックフェイスを廃止にするという方向で決着がついています。

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最後に

黒塗り(ブラックフェイス)は人種差別になるorならない理由を表にまとめてみた」についてご紹介しました。

何事においても、まずは歴史を知ること知識を得ることは大切だと思います。

そして、歴史を知った上で黒塗り(ブラック・フェイス)は人種差別になるのか、ならないのかを、皆さん自身で判断を下してください

もちろん、歴史を知った上で人種差別自体を肯定する人もいます。実際に今のアメリカにも白人至上主義の人がいますし、日本にもそういう人がいます。

どちらの意見を持つことも自由なので、最後は皆さんが正しいと思った方を支持してください。