「Oculus Go (オキュラス・ゴー)」がすごい?VRの普及が始まるのか
Facebook傘下であるOculusは、新たなVRヘッドセットである「Oculus Go (オキュラス・ゴー)」を発表しました。
オキュラス・ゴーの特徴は、完全に独立し単体で使える、いわゆるスタンドアローン型であることです。そのため、従来のVRには必須であったPCやスマホとの接続は不要になります。
さらに、価格もわずか$199と手が出しやすいものとなっており、まさにオキュラス・ゴーは、一般ユーザーへ向けてVRが普及するきっかけとなることに期待されているのです。
Oculus Goはここがすごい!
「Oculus Go (オキュラス・ゴー)」の優れている点は、何と言っても全ての機能がヘッドセットに内蔵されていることです。
これまでのOculu Rift (オキュラス・リフト)は、ハイエンドなPCと複数のケーブルで接続しなければならなかったので、一般ユーザーには複雑で手を出しにくいものでした。ところが、オキュラス・ゴーはヘッドセットだけ用意すればいきなり遊べるので、誰でも簡単に手を出せるようになったのです。
オキュラス・ゴーは2,560×1,440の高精細なLCDディスプレイを備えており、サラウンドスピーカーも内臓しています。そして、もちろん3軸の方向トラッキングを備えているので、首の動きに合わせて映像が追従します。
さらに、サムスンのGear VRと互換性があるので、アプリやVRをコンテンツ、リモコンなども共用できます。
何と言っても、わずか$199でこれらのオールインワンVRを実現したのがオキュラス・ゴーのすごいところです。
Oculus GoはVRの普及を促進させるのか?
これまでのVRと言えば、価格は$400以上する上にスペックの高いPCも必要になるという完全にオタク向けの製品でした。しかし、オキュラス・ゴーは面倒な設定も不要で、しかも$199で購入できるので、遂にVRの普及が始まるのではないかと期待されるのです。
すでにYouTubeには数多くの360°動画がアップロードされていますし、また、オキュラス・ゴーをきっかけにVRアプリやゲームの開発も活発になることが予想されています。
開発者向けには、2017年の11月からデベロッパー・キットが先行で出荷されます。これからオキュラス・ゴー向けに、画期的なVRアプリやゲームが登場するかもしれませんね。
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最後に
今回は、「Oculus Go (オキュラス・ゴー)はVRの普及を促進させるのか」についてご紹介しました。
もちろん、オキュラス・ゴーはリフトに比べるとスペック面で大きく劣るので、高度なゲームを動かすのは難しいと思われます。しかしながら、まずは使いやすいオールインワンモデルで、より多くのユーザーにVRを楽しんでもらうことが大切なのです。
オキュラス・ゴーはかつてのiMacやMacBook Airのように、エントリーモデルとして選んでもらい、よりハイエンドを求めるユーザーにはリフトを選んでもらうというのが、今後のオキュラスの狙いなのかもしれませんね。
「Oculus Go (オキュラス・ゴー)」は、2018年の始めに世界で発売予定とのことです。
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