「Amazon Key (アマゾン・キー)」がすごい?再配達はなくなるのか

アマゾンは、新たにスマートロックシステムとなる「Amazon Key (アマゾン・キー)」を発表しました。

アマゾン・キーは、専用のキットを使って、特定の人のみ鍵の開閉ができるようにするサービスです。

アマゾン・キーを使えば、留守中でもアマゾンの荷物を自宅の中に届けてくれることなどが可能になるとされています。

果たして、この「Amazon Key (アマゾン・キー)」は私たちの生活をどう変えるのか、また日本でも導入可能なのか見ていきましょう。

Amazon Keyとは?


Amazon Key (アマゾン・キー)」とは、Alexaを搭載したネットワークカメラ(Amazon Cloud Cam)」と、YaleとKwikset社によるロックシステム、専用のアプリを駆使して鍵の開け閉めを行う、スマートロックシステムです。

アマゾン・キーは、特定の人のみが、家の鍵を開けることができます。

例えば、アマゾンの宅配ドライバーが玄関に来るとドアのロックが解除でき、家の中に荷物を置いて、出ていくときはロックがかかるようにできるそうです。

これによって、留守中にアマゾンの荷物が届いても、持ち帰って再配達をする手間がなくなります

もちろん、ドライバー以外にも家族や友人などの信頼できる人を登録して、鍵を持たずに家に入ることが可能にできるそうです。

また、家事代行サービスなどの人たちも、合鍵を渡すことなく、必要なときだけロック解除できるようになるとのこと。

アマゾン・キーを利用するためには、事前に$249.99のキットを購入して取り付ける必要がありますが、プライム会員なら無料で利用できるそうです(参考: 留守でも家の中まで配送する新サービス「Amazon Key」–掃除や犬の散歩にも)

Amazon Keyの日本での導入は可能?

ここで気になるのが、「Amazon Key (アマゾン・キー)」は日本でも導入できるのかということでよね。

日本ではアマゾンなどのネット通販による過剰な再配達が社会問題になっているので、再配達問題を解消できるかもしれないアマゾン・キーの導入に期待がかかります。

実際のところ、法律的には日本でも導入可能かもしれませんが、文化的な面で普及が進みにくいことが想定されます。

アメリカと比べると、日本は他人を家の中に入れることには抵抗が強く、また、そもそもメイドやお手伝いさんを雇う文化もないので、留守中に他人を招き入れることには慣れていないのです。

そのため、アマゾン・キーが日本で導入されても、普及するまでには時間がかかるかもしれません。

もちろん、カメラシステムで家の中で悪さをしていないか見張ることができますし、事前に「玄関のドアを開けた先には入らないで」と伝えておけば、トラブルを避けてうまく使うことも可能なのではないでしょうか。

最後に

今回は、「Amazon Key (アマゾン・キー)は何を変えるのかと、日本への導入は可能か」についてご紹介しました。

もちろん、どこの国にも悪い人はいるので、アマゾン・キーを使って家の物を盗んだり、何かしらの犯罪行為に利用されることは想定されます。

カメラで撮影されているとは言っても、絶えず見張り続けることはできないし、死角も存在するでしょう。

うまく使えば再配達を無くせるという、ポジティブな捉え方もできますが、そのためにはまだまだ課題も多そうです。

Amazon Key (アマゾン・キー)」は、2017年11月8日より、アメリカの37都市でサービス開始とのことです。