テスラ、グーグル、アップル。自動運転で勝利するのは誰か

先日グーグルの親会社であるアルファベットが新たな自動運転事業を手がける会社、「Waymo」を設立したことで話題になりました。今まではグーグル内の研究開発として行なっていた自動運転の実験を、本格的にビジネスとして運用させていく考えのようです。「Waymo」は「自動運転のソフトウェア開発」を中心に行なっていくようなので、おそらく将来は各自動車メーカーに「Waymo」の自動運転技術を提供していく考えなのではないかと思われます。これはAndroidとスマートフォンの関係に似ていますね。つまりいずれはトヨタやワーゲンの車に「Waymo」のソフトウェアが載ることになる可能性があるということです。

テスラはすでに準備オーケー


自動運転といえば、テスラモーターズも最近話題になりましたね。2016年の10月以降に製造する全てのテスラ車において、ハードウェア単位で「レベル5の完全自動運転」に対応すると発表しています。テスラはグーグルの方針とは違って、自社の自動運転技術を100%自社製品に向けて最適化していく考えのようです。これはiOSを他社に提供しないiPhoneのやり方と似ているかもしれません。

テスラはすでに世界に数十万台出回っている全てのテスラ車から膨大な走行データを集めています。これは初めからテスラ車がインターネット接続に対応しているからできたワザです。この走行データのおかけで、テスラの自動運転技術は他社より圧倒的早く完成させることができたと見られています。

アップルも黙ってない?

アップルの自動車開発といえば、かねてから公然の秘密として進められてきましたが、開発が難航しているためか、2016年の10月にプロジェクトを縮小するというニュースが話題になりました。ところが、12月になってこの自動車開発プロジェクトが再燃する可能性が出てきました。というのも、アップルがポルシェの技術責任者を実際に引き抜いたのです。自動車メーカーの技術責任者を引き抜いたということは、することは一つですよね。アップルはやはり自動車開発を続行するようです。

果たしてこのアップル製の自動車がどこまでのものになるのかに注目ですね。まだ公道を走っている姿は捕らえられてないので、テスラやグーグルに比べると開発が一周以上遅れているようにも見えます。それでも天下のアップルなので、中途半端な製品は出してこないでしょう。アップル製の自動運転車が後出しジャンケンで発売されて、市場をかっさらっていくことも十分想定されます。この辺りは非常に楽しみですね。

自動運転の雄になるのは誰か


ではここでテスラ、グーグル、アップルのうち、最後に自動運転の分野で勝利するのは一体誰かというのが気になるところですよね。おそらく最も早く”実用化”されるのはテスラでしょう。ご存知の通り、テスラの車はハードウェアレベルではもう完全自動運転に対応しています。法整備の問題もありますが、おそらく2017〜18年にソフトウェアアップデートによってアメリカなどの一部の国で提供が開始されるでしょう。

その後にグーグルの「Waymo」が搭載された車が世に出ることになりそうです。これはおそらく2019〜2010年頃になると思われます。その時のシェアでいうとテスラの自動運転が圧倒的優位で、グーグルが後を追うことになりそうです。また、初めの頃は不具合などが出ることが予想されます。

アップルの自動運転車はおそらく2020年以降の発売になるでしょう。2020年代はグーグルの「Waymo」はバージョンアップを繰り返して精度を高めていきます。搭載される車の数も増え、シェア率も「Waymo」がテスラ上回っていくでしょう。この二社との争いの中で、アップルがどこまで食い込めるかに注目です。

2025年頃には「自動運転」はもはや珍しい言葉ではなくなっている可能性が高いです。その頃には従来の手動運転車はすっかり価値が落ちているかもしれません。中国から「Waymo」を搭載した安価な自動運転車が販売され、世界中で売られるようになっているでしょう。その頃には自動車業界は今では想像もできないほどの変化が起きている可能性があります。果たして自動運転の雄になるのはどの会社なのでしょうか。